転スラの竜種一覧!ヴェルドラ兄弟・関係と強さを詳しく解説

転スラの竜種一覧!ヴェルドラ兄弟・関係と強さを詳しく解説

こんにちは、トレンドアニマンガ通信・2Dカルチャーガイドのトレミです。

『転生したらスライムだった件』に登場する竜種は、ヴェルドラをはじめ、ヴェルザード、ヴェルグリンド、ヴェルダナーヴァなど、物語の根幹に関わる存在です。

ところが、作中には通常のドラゴン、竜人族、竜魔人、混沌竜なども登場するため、「どこまでが本当の竜種なの?」「ヴェルドラ兄弟は誰が一番強い?」「リムルも竜種になったの?」と混乱しやすいですよね。

まず結論から整理すると、竜種は世界の法則に近い性質を持つ、最高位の精神生命体です。中心となるのは星王竜ヴェルダナーヴァ、白氷竜ヴェルザード、灼熱竜ヴェルグリンド、暴風竜ヴェルドラの四体であり、一般的なドラゴンとは存在の成り立ちから異なります。

リムルやヴェルガイアも物語後半で竜種に関係する特別な領域へ到達しますが、最初から生まれていた四体とは経緯が違います。ここを分けて考えると、兄弟関係や強さの比較がかなり分かりやすくなりますよ。

ネタバレ注意

この記事では、アニメ未放送部分を含む原作小説終盤の種族進化、能力、戦いの結果に触れます。アニメで描かれた範囲だけを楽しみたい方は、「リムルと竜種の違い」以降を読む際にご注意ください。

  • 転スラにおける竜種の定義と普通のドラゴンとの違い
  • ヴェルダナーヴァを中心としたヴェルドラ兄弟の関係
  • ヴェルザード・ヴェルグリンド・ヴェルドラの強さと能力
  • リムルが到達した竜種級の存在と本来の竜種との差
目次

転スラの竜種とは

普通のドラゴンではなく、自然法則が意思を持った精神生命体として竜種を説明する図

転スラの竜種を理解するときは、外見がドラゴンかどうかではなく、どのような仕組みで存在しているのかに注目する必要があります。

竜種は単なる強力な魔物ではありません。世界を構成する自然現象や法則が意思を持ったような存在であり、その本体は肉体ではなく、膨大なエネルギーと魂を持つ精神生命体です。

肉体が破壊されても、それだけで完全に消滅するとは限りません。時間が経過すれば世界のどこかで再び生まれ直す性質を持ち、一般的な生物にある寿命の考え方からも外れています。

竜種を理解するポイント

竜種はドラゴンの最終進化形ではなく、最初から世界最高位の存在として成立しています。普通のドラゴンが長く生き、力を蓄えれば自動的に竜種になれるわけではありません。

普通のドラゴンとの違い

レッサードラゴンからアークドラゴン、ドラゴンロードへ成長しても竜種には到達できないことを示す図

転スラ世界には、レッサードラゴン、アークドラゴン、ドラゴンロードなど、さまざまな竜族が登場します。

これらは高い身体能力や魔素量を持つ強力な魔物ですが、生物として誕生し、成長や進化を重ねる存在です。一方の竜種は、世界の法則から発生した存在であり、両者の間には通常の進化では越えられない隔たりがあります。

たとえば、強力なアークドラゴンが長い年月をかけてドラゴンロードへ進化することはあります。しかし、そこからさらに成長を続ければヴェルドラと同じ竜種になれる、という仕組みではありません。

分類 主な特徴 竜種との違い
レッサードラゴン 知性が低く、本能に従って行動する 通常の魔物に近い生物
アークドラゴン 知性と火・水・風などの属性を持つ 進化可能な上位竜族
ドラゴンロード 大量の魔素を蓄えた竜族の支配者 強力でも世界法則そのものではない
竜種 世界最高位の精神生命体 誕生の仕組みから別格
竜魔人 竜の力や因子を受け継ぐ人型の存在 竜種そのものとは限らない

ミリム・ナーヴァも「竜魔人」と呼ばれますが、父であるヴェルダナーヴァの力を受け継いだ特別な存在であり、ヴェルザードたちと同じ意味での竜種ではありません。

漫画版で種族名や能力の登場場面を読み直したい方は、コミックシーモアの『転生したらスライムだった件』作品ページで配信巻や無料試し読みの対象を確認できます。

配信巻数、価格、クーポン、無料範囲は時期によって変更されることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。購入に関する最終的な判断は利用条件を確認し、不明点がある場合は各サービスの専門窓口へご相談ください。

竜種一覧と兄弟関係

転スラの竜種を兄弟として整理すると、長兄がヴェルダナーヴァ、長女がヴェルザード、次女がヴェルグリンド、末弟がヴェルドラです。

人間の家族のように両親から生まれた兄弟というより、先に誕生したヴェルダナーヴァに続いて、同じ竜種として発生した存在と考えると分かりやすいかなと思います。

順序 名前 異名 象徴する性質 主な関係
長兄 ヴェルダナーヴァ 星王竜 創造・星・世界の構築 ルシアの夫、ミリムの父
長女 ヴェルザード 白氷竜 停止・固定・減速 ギィの相棒
次女 ヴェルグリンド 灼熱竜 加速・熱・運動 ルドラを愛する伴侶
末弟 ヴェルドラ 暴風竜 暴風・混沌 リムルの盟友

星王竜ヴェルダナーヴァ

ヴェルダナーヴァの創造、ヴェルザードの停止、ヴェルグリンドの加速、ヴェルドラの混沌を比較した図

星王竜ヴェルダナーヴァは、竜種の長兄であり、転スラ世界の創造に深く関わった存在です。死亡後に復活しない理由やリムルとの共通点まで整理したい方は、転スラのヴェルダナーヴァの正体を解説した記事もあわせてご覧ください。

誕生当初は全知全能に近い力を持ち、世界の法則や生命が活動するための仕組みを整えました。作中で使われるスキルの体系も、ヴェルダナーヴァが世界を管理するために設けた仕組みと深く結びついています。究極能力や天使系・大罪系の分類を先に整理したい方は、転スラのスキル一覧と究極能力を解説した記事も参考になります。

ただし、何でも思い通りになる完全な状態に退屈を感じたヴェルダナーヴァは、自ら全能性を手放しました。強大な権能をほかの者へ譲ったり、世界へ還元したりすることで、制限のある一人の存在として生きる道を選びます。

その後、人間の女性ルシアを愛し、娘のミリムをもうけたことで、ヴェルダナーヴァの力はさらに大きく失われました。そしてルシアとともに命を落とします。

竜種には再び生まれ直す性質がありますが、ヴェルダナーヴァは長い間、以前と同じ人格のまま復活していません。最愛のルシアがいない世界へ戻る意思を持たなかった可能性が示されており、彼の不在がフェルドウェイやミカエルの行動にもつながりました。

リムルはヴェルダナーヴァの転生なのか

リムルとヴェルダナーヴァには、魂、能力、創造の力などを巡って多くの共通点があります。ただし、リムルをヴェルダナーヴァ本人の単純な生まれ変わりと断定するより、魂や力を受け継いだ特異な後継者として見るほうが、両者の人格の違いを整理しやすいです。

白氷竜ヴェルザード

白氷竜ヴェルザードは竜種の長女であり、ヴェルドラとヴェルグリンドの姉です。

公式ポータルサイトでも、ヴェルザードは「世界に四体しかいない竜種のひとり」であり、ギィの相棒、「氷の女帝」「白氷竜」と紹介されています(出典:『転生したらスライムだった件』公式ポータルサイト「ヴェルザード」)。能力の本質やギィとの愛憎、原作終盤の結末まで個別に確認したい方は、転スラのヴェルザードの正体を解説した記事も参考にしてください。

ヴェルザードの本質は、単純な氷の生成ではありません。運動や変化を遅くし、最終的には停止・固定する性質を持っています。

究極能力『忍耐之王(ガブリエル)』は、事象を固定する絶対防御や停止の力と結びつきます。さらにギィへの愛情と嫉妬から『嫉妬之王(レヴィアタン)』を覚醒させ、相手の力を抑え込み、自分に有利な状態へ落とす能力も手にしました。

終盤では、これらの力が『氷神之王(クトゥルフ)』へ統合・進化します。停止と固定に関する支配領域が広がり、時間や空間にまで影響を及ぼす、竜種の中でも特に防御と制圧に優れた存在となりました。

ただ強くて冷静な姉というだけではなく、ギィから自分だけを見てもらいたいという感情を長く抱えています。この愛情と不満が、天魔大戦での行動を理解する大きな鍵です。

ヴェルザードとギィの長い関係については、転スラのギィは何者なのかを解説した記事でも詳しく整理しています。

灼熱竜ヴェルグリンド

灼熱竜ヴェルグリンドは竜種の次女であり、ヴェルザードの妹、ヴェルドラの姉にあたります。能力の進化やルドラへの思い、その後のマサユキとの関係を詳しく知りたい方は、転スラのヴェルグリンドの正体を解説した記事もあわせてご覧ください。

ヴェルザードが停止を司るのに対し、ヴェルグリンドの本質は加速です。熱や炎を操るだけでなく、物質やエネルギーの運動を加速させ、攻撃の威力や到達速度を高めます。

ヴェルグリンドを代表する能力が「並列存在」です。自分の意識とエネルギーを分割し、離れた場所に複数の自分を存在させられます。

分身体だから弱いというわけではなく、一体ごとに非常に高い戦闘力を持ちます。複数の戦場へ同時に介入できるため、単独で大軍や複数の強者を相手にする場面では、姉弟の中でも特に戦術の幅が広い存在です。

当初の究極能力は『救恤之王(ラグエル)』でしたが、リムルとシエルによる能力の再構築を経て、『炎神之王(クトゥグア)』へ進化します。

この進化によって、次元を越えて移動する力や、対象のエネルギーを極限まで加速させて崩壊へ導く攻撃を扱えるようになりました。

ヴェルグリンドの行動原理にあるのは、勇者ルドラへの強い愛です。ルドラが転生を繰り返し、魂が摩耗しても寄り添い続け、最後には散らばった魂の欠片を次元を越えて探し集めました。

現在のマサユキをルドラと同じ魂を持つ存在として受け入れているため、ヴェルグリンドを理解するときは、東の帝国の軍人としての立場だけでなく、一途に魂の相手を追い続けた人物として見ることが大切です。

暴風竜ヴェルドラ

暴風竜ヴェルドラは竜種の末弟であり、物語の最初にリムルが出会った重要人物です。

公式ポータルサイトでは、ヴェルドラは天災級のドラゴンであり、勇者によって300年間封印されていた存在として紹介されています。リムルとラファエルによって解放され、リムルの分身体を依り代として受肉しました(出典:『転生したらスライムだった件』公式ポータルサイト「ヴェルドラ」)。封印の経緯や復活後の成長、リムルとの関係を時系列で追いたい方は、転スラのヴェルドラの正体を解説した記事も参考にしてください。

ヴェルドラは「暴風」と「混沌」を象徴し、竜種の中でも極めて大きなエネルギーを持っています。しかし、リムルと出会う前は、力の使い方や他者への影響を深く考えないまま暴れていました。

その結果、都市や国家に甚大な被害を与え、歩く自然災害として恐れられます。勇者による封印も、当時のヴェルドラが世界に与える危険を抑えるためのものでした。

リムルとの出会いをきっかけに、ヴェルドラは漫画を読んだり、戦い方を研究したり、相手の能力を考察したりするようになります。

究極能力『究明之王(ファウスト)』を獲得し、さらに『混沌之王(ナイアルラトホテップ)』へ進化したことで、確率操作や存在確率の究明といった特殊な力を扱えるようになりました。

◆トレミのワンポイント解説

ヴェルドラは「力だけなら強いけれど、考えなしに暴れる竜」から、「相手を観察し、確率や能力の相性まで利用する戦闘者」へ成長しています。リムルとの友情が性格だけでなく、戦い方まで変えた点に注目すると面白いですよ。

ヴェルドラ兄弟の関係

ヴェルドラ兄弟は、互いを家族として認識していますが、人間の仲良し兄弟とはかなり違います。

竜種は死んでも再び生まれるため、姉たちはヴェルドラを教育する手段として、肉体を破壊するほどの制裁を加えてきました。

姉たちからすると、世界へ被害を与える末弟を止めるための教育です。しかし、ヴェルドラからすれば、自分の人格や記憶を失う可能性がある、本気の死を何度も経験させられたことになります。

ヴェルザードへの恐怖

竜種は死後に蘇る一方で、記憶や現在の人格が維持されない可能性を示した図

ヴェルドラが最も恐れている相手は、長姉のヴェルザードです。

ヴェルザードは、暴れ回るヴェルドラを矯正するため、何度も圧倒的な力で打ち倒してきました。竜種は復活できますが、再生の際に記憶や人格が完全に保たれる保証はありません。

そのためヴェルドラにとって、姉に殺されることは単なる一時的な敗北ではなく、今の自分が消えてしまうかもしれない恐怖でした。

ヴェルドラが勇者による封印期間を、退屈ではあっても比較的平和だったと振り返る背景には、封印中ならヴェルザードの制裁を受けずに済むという事情もあります。

監視映像にヴェルザードの姿が見えただけで慌てたり、対面を避けようとしたりする態度は、単なるコメディー表現ではありません。長年の経験によって刻まれた、本物の恐怖反応でもあるのです。

ヴェルザードの教育は正しかったのか

ヴェルドラを放置すれば、多くの国や人々が被害を受けていた可能性があります。一方で、死と人格消失の恐怖を利用した教育が、ヴェルドラの精神的成長につながったとは言い切れません。リムルが対話や信頼を通じて成長を促した方法とは対照的です。

ヴェルグリンドとの距離

ヴェルグリンドもヴェルドラへ厳しい教育を行っていましたが、ヴェルザードとは少し距離感が異なります。

ヴェルグリンドは短気で苛烈な面を持つものの、ヴェルドラの変化や成長を認める柔軟さがあります。

東の帝国で再会した当初は、ヴェルドラがリムルの配下のように振る舞っていることへ強い不満を示します。誇り高い竜種が、スライムから生まれた魔王に従っているように見えたからです。

しかし実際のリムルとヴェルドラは、主人と道具の関係ではありません。互いにテンペストの名を贈り合い、魂の回廊で結ばれた対等な盟友です。

ヴェルグリンドもリムルの力やヴェルドラとの関係を理解すると、弟が弱くなったのではなく、自分の力を制御できるようになったことを認めていきます。

つまり、ヴェルザードが長く「恐怖の姉」であり続けたのに対し、ヴェルグリンドは衝突しながらも、ヴェルドラの成長に合わせて関係を更新できた姉と言えます。

竜種の強さと能力比較

ヴェルザードの停止、ヴェルグリンドの加速、ヴェルドラの暴風を比較し、戦闘力だけでは測れないことを示す図

ヴェルドラ兄弟の強さは、存在値だけを並べても正確には比較できません。

ヴェルザードは停止と防御、ヴェルグリンドは加速と並列行動、ヴェルドラは膨大なエネルギーと確率操作に優れています。

誰が一番強いかは、戦う場所、目的、能力の相性、精神状態によって変わります。

停止と加速と暴風の違い

ヴェルザード、ヴェルグリンド、ヴェルドラの能力は、それぞれ正反対に近い性質を持っています。

竜種 本質 主な強み 注意点
ヴェルザード 停止・固定・減速 絶対防御、時間停止、相手の弱体化 感情が乱れると判断へ影響しやすい
ヴェルグリンド 加速・熱・運動 超高速攻撃、並列存在、次元跳躍 純粋な総エネルギーでは上回られる場合がある
ヴェルドラ 暴風・混沌 膨大な出力、確率操作、成長性 経験や精神面で姉に遅れていた

ヴェルザードは、相手の動きや能力そのものを止め、自分が負けにくい状況を作ることに優れています。正面から突破するには、停止世界へ対応する力や、固定された法則へ干渉する能力が必要です。

ヴェルグリンドは、攻撃の速度や熱量を高め、短時間で勝負を決める力を持ちます。並列存在を使えば、複数の場所で戦いながら本体を守ることもできます。

ヴェルドラは、力の扱いが粗かった頃こそ姉たちに圧倒されていましたが、確率操作を獲得してからは状況が変わりました。

相手の攻撃が当たる確率を下げ、自分の攻撃が成功する可能性を引き上げられるため、単純な速さや防御力では説明できない戦い方が可能です。

存在値だけでは測れない強さ

原作小説後半では、キャラクターのエネルギー量を示す目安として「存在値」が登場します。

ただし、存在値は勝敗を自動的に決める戦闘力ではありません。数値が高くても、能力の扱いが未熟だったり、相性の悪い攻撃を受けたりすれば敗北する可能性があります。

ヴェルドラは姉たちを上回るほど大きな存在値を持つ時期がありますが、過去にはヴェルザードへ何度も敗れています。

反対にヴェルグリンドは、単純な数値ではヴェルザードやヴェルドラを下回る場合があるものの、並列存在、攻撃速度、経験、判断力を組み合わせて戦います。

ヴェルザードは高い存在値に加え、相手を自分以下の状態へ抑え込む能力を持つため、数値差をさらに広げる戦い方が可能です。

竜種の強さを見る基準

存在値だけでなく、究極能力の相性、時間停止への対応、戦闘経験、エネルギー効率、精神状態、守る対象の有無まで含めて考える必要があります。

そのため、「常にヴェルドラが一位」「ヴェルザードが絶対に最強」と固定するより、純粋なエネルギーはヴェルドラ、制圧力はヴェルザード、速度と戦術はヴェルグリンドと整理するほうが、それぞれの強みを理解しやすいですよ。

リムルと竜種の違い

リムルは物語の終盤で竜種と同等、あるいはそれ以上の領域へ到達します。

ただし、リムルはヴェルザードやヴェルドラと同じ仕組みで自然発生した竜種ではありません。

スライムとして誕生し、捕食、解析、進化を重ね、二体の竜種を取り込んだことで、後天的に竜種の性質を獲得した特異な存在です。

竜魔粘性星神体への進化

リムルが後天的に竜種の性質を獲得し、竜魔粘性星神体へ進化したことを示す図

東の帝国との戦いで、リムルは支配されたヴェルドラとヴェルグリンドを相手にします。

戦いの中で二体の竜種を捕食・解析し、神智核シエルがリムルの肉体と魂を再構築しました。大賢者からラファエル、シエルへ至る進化の流れは、転スラの大賢者・ラファエル・シエルを解説した記事で詳しく整理しています。その結果、リムルは「竜魔粘性星神体」と呼ばれる、竜種とスライムの性質を併せ持つ存在へ進化します。

これは、リムルがヴェルドラのような竜の姿へ変身したという意味ではありません。

スライムとして自由に姿を変えられる性質を残しながら、竜種と同等の精神生命体としての構造、エネルギー、復元力を得た状態です。

一般的な竜種が世界法則として最初から存在しているのに対し、リムルは別の種族から能力を取り込み、自分自身を作り替えて到達しました。

比較項目 本来の竜種 リムル
誕生 世界法則から自然発生 スライムから後天的に進化
肉体 精神生命体が仮の肉体を持つ スライムの性質を残して再構築
能力 個体ごとの本質に強く結びつく 複数の能力を分解・統合できる
復活 時間をかけて再誕する シエルの情報管理で復元できる
エネルギー運用 一個体として力を使う 複数の竜種を格納・解放できる

さらにリムルは、『虚空之王(アザトース)』や『豊穣之王(シュブ・ニグルアト)』を持ちます。

『虚空之王』は、巨大なエネルギーを生む虚無崩壊、対象を隔離する虚数空間、竜種解放などを含む能力です。

『豊穣之王』は、配下が獲得した能力を情報として保存し、複製や再構築を行い、必要に応じて別の者へ与える働きを持ちます。

つまりリムルは、一つの自然現象を象徴する竜種というより、複数の竜種や究極能力を管理する仕組みそのものへ近づいた存在なのです。

竜種解放と魂の回廊

リムルが魂の回廊で竜種の情報を保存し、記憶と人格を保ったまま復元できる仕組みを示す図

リムルと本来の竜種の違いを最も分かりやすく示すのが、「竜種解放」と魂の回廊です。

リムルは、ヴェルドラとヴェルグリンドの情報、魂、エネルギーを自分の内部に保存しています。

竜種解放を行うと、保存している情報をもとに、ヴェルドラやヴェルグリンドを独立した実体として外界へ顕現させられます。

これはリムルが二人へ変身する能力ではありません。ヴェルドラとヴェルグリンドは、それぞれの人格と意思を保ったまま、別個の存在として活動します。

さらに、二人の肉体が戦闘で破壊されたとしても、リムルとシエルが保管する中枢情報が無事であれば、魂の回廊を通して再び復元できます。

本来の竜種も死後に復活しますが、再誕まで時間がかかり、記憶や人格が変化する危険があります。

リムルの仕組みでは、情報の控えを利用して同じ人格のまま復元できるため、竜種が抱えていた死と記憶喪失の問題を仕組みとして克服しています。

その意味でリムルは、単に「新しい竜種が一体増えた」のではありません。複数の竜種を守り、解放し、復元できる管理者のような存在です。

◆トレミのワンポイントアドバイス

リムルの存在値だけを見ると、ヴェルドラより低く感じる場面があります。しかし、その数値には外部へ解放しているヴェルドラやヴェルグリンドのエネルギーがそのまま含まれていない場合があります。リムルの本当の強さは、表面の数値ではなく、内部に保存した力とシエルの管理能力まで含めて考える必要があります。

転スラの竜種に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 転スラの竜種は全部で何体ですか?

A. 基本となる竜種は、ヴェルダナーヴァ、ヴェルザード、ヴェルグリンド、ヴェルドラの四体です。物語後半では、リムルが竜魔粘性星神体へ進化し、ガイアも地星竜ヴェルガイアへ到達します。ただし、最初から自然発生した四体と、後天的に竜種の領域へ到達したリムルやヴェルガイアは、経緯を分けて整理すると理解しやすいです。

Q2. ヴェルドラ兄弟で一番強いのは誰ですか?

A. 単純な順位を固定するのは難しいです。ヴェルドラは非常に大きなエネルギーと確率操作を持ち、ヴェルザードは停止・固定・弱体化による制圧力に優れます。ヴェルグリンドは加速、並列存在、次元移動を組み合わせた戦術が強みです。正面戦闘、長期戦、護衛、複数戦場への対応など、条件によって有利な人物が変わります。

Q3. リムルはヴェルドラの兄弟になったのですか?

A. 血縁上の兄弟ではありませんが、リムルとヴェルドラは互いに「テンペスト」の名を贈り合った家族同然の関係です。魂の回廊でも深く結ばれており、主人と配下というより、対等な親友、盟友、義兄弟に近い関係と考えられます。

Q4. 普通のドラゴンは竜種へ進化できますか?

A. 通常の進化を繰り返すだけで竜種になることはできません。ドラゴンロードまで成長したとしても、世界法則から発生した竜種とは存在の仕組みが異なります。ガイアがヴェルガイアへ進化した事例はありますが、ヴェルダナーヴァの力や魂に関わる特別な条件が重なった例外的な出来事です。

Q5. アニメだけでも竜種の関係は分かりますか?

A. アニメではヴェルドラとリムルの出会い、ヴェルザードがヴェルドラの姉であることなど、関係の入り口は描かれています。ただし、ヴェルグリンド、ヴェルダナーヴァ、リムルの竜種進化、姉弟の能力の全容は原作小説の後半で詳しく明かされます。ネタバレを避けたい場合は、アニメの進行に合わせて少しずつ確認する方法がおすすめです。

竜種の活躍を原作とアニメで確認

竜種は世界法則そのもので、強さは能力相性に左右され、リムルは竜種を管理・復元できるという三つの要点

転スラの竜種は、単に巨大で強いドラゴンではありません。

ヴェルダナーヴァは世界を生み出した創造者、ヴェルザードは停止と固定を司る長姉、ヴェルグリンドは加速と熱を操る次姉、ヴェルドラは暴風と混沌を象徴する末弟です。

それぞれが強力な能力を持っていますが、物語の面白さは数字上の強さだけではありません。

ヴェルザードはギィへの愛と嫉妬、ヴェルグリンドはルドラへの一途な思い、ヴェルドラは姉への恐怖とリムルとの友情を抱えています。

  • 竜種は普通のドラゴンとは誕生の仕組みが異なる
  • 基本の四体はヴェルダナーヴァと三人の弟妹
  • ヴェルザードは停止、ヴェルグリンドは加速、ヴェルドラは混沌を司る
  • 存在値の高さだけでは実際の勝敗を決められない
  • リムルはスライムから後天的に竜種級へ進化した
  • 竜種解放によりヴェルドラとヴェルグリンドを独立して顕現できる
  • 魂の回廊とシエルにより記憶を保った復元が可能

アニメ第1話では、リムルとヴェルドラが洞窟で出会い、孤独だった二人が友達になる原点が描かれています。公式あらすじでも、勇者に封印されていたヴェルドラとスライム三上が交流し、友達になる流れが紹介されています(出典:TVアニメ『転生したらスライムだった件』公式サイト「第1話 暴風竜ヴェルドラ」)。

映像でリムルとヴェルドラの出会い、復活、ワルプルギスでの活躍を振り返りたい方は、DMM TVで転スラを見る方法をまとめた記事も参考にしてください。

アニメの見放題対象、無料体験、配信話数などは変更される可能性があります。登録前には、DMM TV公式ページで最新の利用条件をご確認ください。

ヴェルドラを最初は「騒がしいドラゴン」と感じた人も、姉たちとの過去やリムルと出会った後の成長を知ると、見え方が変わるかもしれません。

あなたは、圧倒的な力で相手を止めるヴェルザード、愛する人のため次元を越えるヴェルグリンド、友情によって成長したヴェルドラのうち、どの竜種に最も魅力を感じますか?

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