こんにちは、トレンドアニマンガ通信・2Dカルチャーガイドのトレミです。
『ダイヤのA act2』の西東京大会決勝を調べていると、「青道と稲実はどちらが勝ったの?」「沢村は成宮に投げ勝てた?」「最後のアウトはどうやって取った?」と、結末だけでなく試合の細かな流れまで気になりますよね。
まず結論から言うと、西東京大会決勝は青道高校が稲城実業を2対1で破り、前年の雪辱を果たして夏の甲子園出場を決めます。
ただし、この試合の魅力は最終スコアだけでは伝わりません。降谷暁と成宮鳴による投手戦、御幸一也と前園健太の得点、沢村栄純の継投、そして9回裏に飛び出した守備まで、青道がチーム全体で1点差を守り抜く過程が核心です。
この記事では、ダイヤのA act2の稲実戦の結果を先に示したうえで、先制点、逆転、沢村の登板、最終回の結末まで順番に整理します。
- 青道対稲実の最終スコアと勝敗
- 5回の先制から6回の逆転までの流れ
- 沢村と降谷が9回裏を守り切った方法
- 本誌最終話と単行本34巻の違い
ネタバレ注意
この記事には、『ダイヤのA act2』31巻から最終34巻までの試合結果、最終回、単行本の加筆部分に関する重大なネタバレが含まれます。結末を知らずに原作を読みたい人はご注意ください。
結論|青道が2対1で稲実に勝利

西東京大会決勝の結果は、青道高校の2対1での勝利です。
青道は5回裏に1点を先制されますが、直後の6回表に御幸の適時打と前園のスクイズで2点を奪い、逆転に成功します。
その後は先発の降谷からエースナンバーを背負う沢村へ継投し、稲実の反撃を無失点に抑えました。9回裏にはノーアウト一・三塁まで追い込まれますが、降谷の送球と沢村の三振で逃げ切っています。
西東京決勝のスコアと勝敗

最初に、イニングごとの得点を整理します。
| 高校 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 青道 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 稲城実業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
得点が入ったのは5回裏と6回表だけです。稲実は白河勝之のスクイズで先制し、青道は御幸の適時打で追いついたあと、前園のセーフティスクイズで勝ち越しました。
その後は両校とも得点できず、青道が1点のリードを最後まで守り切っています。
青道の先発は降谷、稲実の先発は成宮です。降谷は6回を1失点でまとめ、7回から沢村が登板しました。成宮は最後までマウンドに立ち続け、青道打線から多くの三振を奪っています。
成宮が打ち込まれて敗れたわけではありません。むしろ投球内容だけを見れば、世代最強左腕と呼ばれる実力を最後まで示していました。成宮の球種や最後の青道戦で見せた強さは、「ダイヤのA成宮鳴は最強?稲実エースの実力と最後を徹底解説」でも詳しく整理しています。
それでも青道は、数少ない走者を進め、御幸の一打と前園のスクイズで2点を奪います。大きな当たりを連発したのではなく、わずかな隙を得点へ変えた勝利でした。
決勝戦を収録した原作終盤をまとめて確認したい人は、コミックシーモアで『ダイヤのA actⅡ』の配信状況を見ると、31巻から34巻まで続けて読み返しやすいですよ。
西東京大会決勝の終盤は、『ダイヤのA act2』31巻から34巻にかけて描かれます。特に最終34巻には本誌掲載時から追加された内容もあるため、結末まで確認するなら単行本版がわかりやすいです。
作品と最終巻の基本情報は講談社公式で確認できます。(出典:コミックシーモア『ダイヤのA actⅡ(34)』)
青道が前年の雪辱を果たした意味
青道にとって、稲実は単なる決勝戦の対戦相手ではありません。
前年の夏、青道は甲子園出場まであとアウト一つという場面から稲実に逆転され、サヨナラ負けを喫しました。
その試合では、当時1年生だった沢村が白河に死球を与えたことをきっかけに流れが変わります。沢村は敗戦後、内角へ投げられなくなるほど大きな精神的ダメージを受けました。
また、青道の3年生にとっては最後の夏がそこで終了しています。結城哲也、伊佐敷純、小湊亮介、丹波光一郎たちが甲子園へ届かなかった悔しさは、残された選手たちに受け継がれていました。
だからこそact2の決勝は、単に強豪校を倒す試合ではなく、前年に止まった青道の夏を前へ進める再戦です。
しかも、前年は終盤にマウンドへ上がって崩れた沢村が、今回はエースとして試合を締めます。成宮から大量点を奪うのではなく、1点差をチーム全員で守り切る展開になっている点にも意味があります。
青道が乗り越えるべきだったのは、稲実という相手だけではありません。前年の失敗を思い出しても、自分たちの野球を続けられるかどうかが問われていたのだと感じます。前年からact2までの主要な公式戦を時系列で確認したい場合は、「ダイヤのA試合結果一覧|青道の全公式戦と勝敗をネタバレ整理」もあわせて読むと流れを追いやすいです。
◆トレミのワンポイントアドバイス
act2の稲実戦は、決勝だけを読んでも十分に熱い試合です。ただ、前年の決勝と沢村のイップス克服まで知っていると、一球ごとの重さがまったく違って見えます。余裕があれば無印の稲実戦から読み返してみてください。
稲実戦序盤は緊迫した投手戦
決勝戦の序盤は、青道の降谷と稲実の成宮が互いに得点を許さない投手戦となります。
青道は成宮の速球やチェンジアップを捉え切れず、稲実も降谷の球威を前に決定打を欠きます。少しの四球や守備の乱れが失点につながりかねない、張り詰めた試合でした。
降谷と成宮が無得点に抑える
青道の先発を任されたのは降谷暁です。
降谷は最速級のストレートを中心に、スプリットや縦方向の変化球も交えながら稲実打線と勝負します。立ち上がりは球が荒れる場面もありましたが、走者を出しても簡単には崩れません。
春の甲子園では力みから本来の投球を失った降谷ですが、この決勝では一人で全打者を圧倒しようとはせず、御幸の配球と守備を信じてアウトを積み重ねました。
対する成宮は、青道打線にとって最後まで大きな壁です。
ストレートの球速だけでなく、打者のタイミングを外すチェンジアップ、曲がり球、試合中の修正力も高く、青道は走者を出しても連打できません。
特に成宮は、御幸との勝負を強く意識していました。中学時代から互いを知る二人にとって、この決勝は高校野球最後の直接対決でもあります。
御幸が稲実へ進まず青道を選んだ過去もあるため、成宮にとっては青道に勝つことと、御幸を抑えることが重なっていました。
序盤の無得点は、打線が何もできなかったというより、降谷と成宮がピンチで踏ん張り続けた結果です。
あなたはエース同士が三振を奪い合う試合と、守備を含めてアウトを積み重ねる試合では、どちらに緊張感を覚えるでしょうか。この決勝では、その両方を楽しめます。
5回裏に白河のスクイズで先制

試合が動いたのは5回裏です。
稲実は下位打線の出塁から走者を進め、カルロスがバントの構えから打ちに出る強攻策を成功させます。これにより、一死一・三塁の好機を作りました。
打席に入った白河はスクイズを敢行します。
青道バッテリーもスクイズを警戒していましたが、白河は外された球へ食らいつき、三塁走者を生還させます。稲実が1対0と先制しました。
白河は前年の決勝で沢村から死球を受けた打者です。その白河が再戦でも得点に関わることで、青道にとって嫌な記憶が重なる展開になっています。
稲実はさらに走者をため、4番の山岡へ打席が回ります。
山岡の打球はレフト後方へ伸び、追加点が入ってもおかしくない当たりでした。しかし、レフトの麻生尊がフェンス際で打球を捕球し、体をぶつけながらもアウトにします。
この守備がなければ、稲実が複数点を奪い、試合の流れを決定づけていた可能性があります。
麻生のプレーは得点として記録されません。それでも、青道が逆転できる点差を残した重要な守備でした。
5回裏の重要点
稲実は白河のスクイズで1点を先制しましたが、麻生が山岡の大飛球を捕球したことで追加点を防ぎました。青道が6回表に逆転できた背景には、5回を最少失点で終えた守備があります。
6回表に青道が逆転
青道は先制された直後の6回表に反撃します。
相手は大会を通して安定した投球を続けてきた成宮です。大量得点を狙うのではなく、走者を進め、4番の御幸と5番の前園に勝負を託しました。
御幸が成宮から同点打を放つ
6回表は1番の倉持洋一から始まります。
倉持は成宮に簡単には勝負させず、粘った末に出塁します。さらに持ち味の俊足で盗塁を決め、得点圏へ進みました。
続く小湊春市の内野ゴロで三塁へ進み、白州健二郎も死球で出塁します。青道は一死一・三塁とし、4番の御幸を迎えました。
成宮と御幸の対決は、この試合でも特に注目される場面です。
成宮は御幸を力で押し切ろうとするだけでなく、チェンジアップを使ってタイミングを外します。一方の御幸も、一球で仕留めようとせず、成宮の意図を読みながら食らいつきました。
御幸は成宮のチェンジアップに対応し、右方向へ打球を運びます。三塁走者が生還し、青道が1対1の同点に追いつきました。
豪快な本塁打ではありませんが、相手の決め球へ対応して生まれた価値の高い一打です。
御幸にとっても、成宮にとっても、高校最後の夏に迎えた大きな勝負でした。結果だけでなく、互いが相手の実力を知り尽くしたうえで勝負している点に注目すると、より楽しみやすいですよ。
前園のスクイズで勝ち越す

御幸の適時打で同点に追いついたあとも、青道の好機は続きます。一死一・三塁の場面で打席に入ったのは、5番の前園健太です。
片岡監督が選択した作戦は、セーフティスクイズでした。
前園は打者として自分が決めたい思いを持ちながらも、チームの勝利を優先し、確実にバットへ当てます。三塁走者がホームへ入り、青道が2対1と逆転しました。
稲実の先制点も白河のスクイズであり、青道の勝ち越し点も前園のスクイズです。
どちらのチームも長打力のある選手をそろえていますが、決勝点を生んだのは小さな作戦を確実に実行する力でした。
前園は作中で、御幸と意見がぶつかったり、打撃で期待に応えられず悩んだりする姿も描かれています。その前園が決勝の重要な場面で役割を果たしたことにも、大きな意味があります。
青道の得点はこの2点だけです。しかし、成宮を相手に考えれば、2点を奪ったこと自体が非常に大きな成果でした。
◆トレミのワンポイントアドバイス
この6回表は、倉持の出塁と盗塁、春市の進塁打、白州の出塁、御幸の適時打、前園のスクイズが一本につながっています。御幸だけの活躍ではなく、打線全体で成宮から2点を奪った場面として読むのがおすすめです。
沢村登板後の終盤戦

青道は2対1と逆転したあと、6回裏まで降谷が投げ、7回裏から沢村へ継投します。
沢村はエースナンバーを背負っていましたが、稲実は前年の決勝で大きな傷を負った相手です。能力だけでなく、過去の記憶に向き合えるかどうかも試されました。
川上欠場が継投に与えた影響
青道の投手起用を考えるうえで欠かせないのが、川上憲史の状態です。
本来の青道には、先発だけでなく終盤を任せられる川上がいました。しかし、西東京大会中に右腕の状態が悪化し、決勝で登板できる状況ではありませんでした。
そのため、片岡監督は降谷と沢村を中心に9回を組み立てる必要があります。
降谷を6回で完全にベンチへ下げず、7回からレフトへ回したのも重要です。
沢村の状態に問題が起きた場合、降谷を再び投手として起用できる形を残しながら、沢村へ試合を託しています。
これは沢村を信用していないからではありません。川上が登板できない状況で、勝利の可能性を最大限に残すための備えです。
川上自身も、試合に参加していないわけではありません。ベンチから投手陣を支え、苦しい場面では伝令としてマウンドへ向かいます。
投げられない悔しさを抱えながら、今の自分にできる役割を果たす川上の姿も、青道がチームで戦っていることを表しています。
降谷から沢村への交代は、単純な先発と抑えの分担ではありません。川上が登板できない状況、降谷の球数、沢村のエースとしての成長、延長戦の可能性まで考えた継投でした。
沢村が過去の死球を乗り越える
7回裏からマウンドへ上がった沢村は、最初から完全に落ち着いていたわけではありません。
決勝の空気と稲実打線の圧力を受け、力みが見える場面もあります。それでも御幸と呼吸を整え、打者を一人ずつ打ち取っていきました。
大きな場面となるのが、カルロスとの対戦です。
カルロスはホームベース寄りに立ち、沢村が内角へ投げにくくなる構えを見せます。
前年の沢村は白河への死球をきっかけに内角を投げられなくなりました。稲実側も、その過去を知らないわけではありません。
しかし、今回の沢村は内角から逃げません。
御幸のミットを信じ、自分の球を投げ切り、カルロスを抑えます。沢村が稲実戦で内角へ投げ込めること自体が、イップスを克服した証しでした。
8回裏には、走者を置いて4番の山岡を迎えます。
本塁打が出れば逆転される場面で、沢村と御幸はナンバー9と呼ばれる落ちる球を選択します。山岡の打球を内野ゴロに抑え、併殺でピンチを脱しました。
沢村の成長は、球速が急激に上がったことだけで表現されているわけではありません。
ストレートを軸に複数の球種を使い、打者の狙いを外し、走者がいる場面でも自分の投球を続けられるようになっています。沢村のナンバーズや各球種の特徴は、「ダイヤのA沢村の球種一覧|ナンバーズと覚醒回を詳しく解説」で詳しく整理しています。
前年に崩れた相手と球場で、今度はエースとしてリードを守る。これが沢村にとっての本当の雪辱です。
9回裏の危機を守備で切り抜ける

9回表、青道は追加点を奪えず、2対1のまま最後の守備を迎えます。
稲実の先頭打者は、投手でありながら中軸を担う成宮です。
成宮は沢村の球を捉え、外野の頭を越えそうな大きな二塁打を放ちます。続く多田野樹も安打で出塁し、稲実はノーアウト一・三塁の好機を作りました。
三塁走者が生還すれば同点、一塁走者まで還れば逆転サヨナラです。
前年の決勝で起きた逆転負けを思い出させる状況ですが、青道は慌てて前進守備だけに賭けません。
同点となる可能性も受け入れつつ、逆転の走者だけは簡単に生還させない方針を確認します。
打席に入った矢部は、レフト方向へフライを打ち上げました。
三塁走者の成宮はタッチアップし、同点のホームを狙います。
ここでレフトを守っていた降谷が、強肩を生かしてホームへ送球しました。御幸が返球を受けて成宮へタッチし、ホームでアウトを奪います。
降谷は先発投手として6回を投げただけでなく、野手としてもチームを救いました。
一つのフライで同点になる可能性が高かった場面を、送球による併殺で二死まで進めたことが、試合最大の守備と言えます。
最後の打者は神宮寺です。

沢村は御幸の構えたミットへ投げ込み、空振り三振を奪います。これで試合終了。青道が2対1で稲実を破り、西東京大会優勝と甲子園出場を決めました。
9回裏の流れ
成宮の二塁打、多田野の安打で無死一・三塁となりますが、矢部のレフトフライで本塁を狙った成宮を降谷の返球でアウトにします。最後は沢村が神宮寺を空振り三振に抑えました。
最終アウトだけを見ると沢村の三振ですが、その直前には降谷の送球、御幸の捕球、野手の位置取りがあります。
だからこそ、この決勝は沢村と成宮だけの投げ合いではなく、青道と稲実という二つのチームの総力戦として読む価値があります。
映像で投球フォームや打球の勢いを確認したい人は、DMM TVで『ダイヤのA actⅡ Second Season』の配信状況を確認してみてください。見放題の対象範囲や配信話数は変わる可能性があります。
アニメ4期が原作のどこまで進むかは、「ダイヤのAアニメ4期は原作どこまで?続きは何巻から徹底解説」で整理しています。放送情報は公式サイトでも確認できます。(出典:TVアニメ「ダイヤのA」スペシャルサイト)
稲実が決勝で負けた理由
稲実が負けた理由を「成宮が打たれたから」とまとめるのは正確ではありません。
成宮は最後まで高い球威と変化球の精度を保ち、青道打線を2点に抑えています。稲実も9回裏にサヨナラの好機を作っており、どちらが勝ってもおかしくない試合でした。
成宮の力投を打線が援護できない

稲実が敗れた直接的な理由は、青道の2点を上回る得点を奪えなかったことです。
稲実は5回に白河のスクイズで先制しましたが、その後は降谷と沢村から得点できませんでした。
降谷の速球に慣れ始めたところで、7回から沢村へ交代したことも打線には負担になります。
降谷は高い位置から速い球を投げ込む右投手です。一方、沢村は球の出どころが見えにくい左投手で、ストレートと複数の変化球を組み合わせます。
投手の左右、球速、球筋、投球の間が大きく変わるため、稲実打線は試合の途中で対応を切り替えなければなりませんでした。
さらに、得点になりそうな打球を青道守備陣が防いでいます。
5回の山岡の打球は麻生が捕球し、9回の矢部のフライでは降谷が成宮の生還を阻止しました。
稲実が無策だったわけではありません。スクイズ、強攻策、走塁を使い、最後まで青道を追い詰めています。
しかし青道は、稲実が得点へつなげようとした場面で、一つずつアウトを奪いました。
一方の青道は、成宮が与えたわずかな出塁機会を逃しません。
倉持の足、春市の進塁、白州の出塁、御幸の対応力、前園のスクイズを組み合わせ、6回の一度の好機で2点を奪っています。
つまり勝敗を分けたのは、エースの能力差というより、少ない好機を得点へ変えた青道と、青道守備にあと1点を阻まれた稲実の差です。
成宮の投球は敗者として片づけられる内容ではありません。最後まで完投し、自ら二塁打を放って反撃のきっかけまで作っています。
その成宮を相手に、青道が個人の力だけではなく、走塁、進塁打、スクイズ、継投、守備で勝ったことが、この決勝の面白さだと私は感じます。
稲実の敗因を成宮だけに求めない
成宮は2失点に抑え、打者としても9回に長打を放っています。稲実の敗戦は成宮の大きな失敗ではなく、青道が投手交代と守備で1点差を守り切った結果と考えるのが自然です。
ダイヤのA act2最終回
『ダイヤのA act2』は、西東京大会決勝の勝利だけで終わるわけではありません。
決勝後の沢村の状態、夏の甲子園での青道、3年生の御幸と後輩たちの関係まで描かれます。
本誌最終話と34巻の後日談
青道は稲実を破り、西東京代表として夏の甲子園へ進みます。
ただし、決勝後の沢村には左腕の違和感が見つかります。
エースとして準決勝と決勝を戦い、新しい球種にも取り組んできた負担が表れた形です。深刻な故障として選手生命を絶たれる結末ではありませんが、すぐに全力で投げ続けられる状態でもありませんでした。
沢村は治療と調整を進め、甲子園では段階的に登板へ戻ります。
本誌の最終話である第308話では、甲子園2回戦が描かれ、沢村がエースとして甲子園のマウンドへ上がる場面へつながります。
甲子園の全試合や全国制覇の結果までは描かれません。青道の夏が今後も続いていくことを示す、開かれた終わり方です。
最終34巻には、本誌掲載時の流れを補う書き下ろしや加筆部分が収録されています。
決勝後に沢村の左腕へどのような対応が取られたのか、川上が甲子園でどのような役割を果たしたのかなど、本誌だけでは急に感じられた部分が補われました。
さらに時間が進み、U-18日本代表の活動を終えた御幸と、沢村、降谷がブルペンで向き合う場面も描かれます。
沢村は、青道を離れて次の道へ進む御幸に対し、自分の成長を投球で示そうとします。
物語の出発点には、沢村が御幸のミットへ投げ込み、その捕球に心を動かされた出来事がありました。
最後も再び御幸のミットへ投げる場面で締めることで、二人の出会いから始まった高校野球の時間に区切りをつけています。
一方で、沢村や降谷の野球人生そのものが終わったわけではありません。
御幸たちの世代から沢村たちの世代へ、青道の中心が引き継がれていくことを感じさせる最終回です。
甲子園の全結果が描かれないため、中途半端だと感じる人がいるのも理解できます。ただ、稲実への雪辱、沢村のエース就任、御幸との関係には明確な区切りがつけられています。最終回の評価や「ひどい」と言われる理由まで掘り下げたい場合は、「ダイヤのA最終回のネタバレ|結末がひどい理由とその後を徹底解説」も参考にしてください。
最終回の評価は、甲子園の結果まで見たかったのか、沢村と御幸の高校野球に区切りがつけば納得できるのかで変わるかなと思います。
本誌版だけで終わり方に物足りなさを感じた人ほど、コミックシーモアで最終34巻の配信状況を確認し、単行本の加筆部分まで読む価値があります。
稲実決勝のよくある質問(FAQ)
Q1. ダイヤのA act2の稲実戦はどちらが勝ちますか?
A. 青道高校が稲城実業を2対1で破ります。稲実が5回裏に先制しますが、青道は6回表に御幸の適時打と前園のスクイズで逆転し、そのまま1点差を守り切りました。
Q2. 青道対稲実の決勝で沢村は先発ですか?
A. 沢村は先発ではありません。先発は降谷で、6回を1失点に抑えます。沢村は青道が2対1とリードした7回裏から登板し、残り3回を無失点に抑えて試合を締めました。
Q3. 稲実戦の最後のアウトは誰が取りますか?
A. 最後の打者である神宮寺を、沢村が空振り三振に抑えて試合終了です。その直前には、矢部のレフトフライで本塁を狙った成宮を、降谷の好返球でアウトにしています。
Q4. 稲実との決勝戦は漫画の何巻で読めますか?
A. 決勝前後を含めると『ダイヤのA act2』29巻頃から流れが始まり、試合本編は30巻から34巻にかけて描かれます。先制、逆転、沢村の登板、9回裏の決着を続けて読みたい場合は、31巻から最終34巻まで確認すると整理しやすいです。
Q5. 成宮は青道に打ち込まれて負けたのですか?
A. 成宮が大きく崩れたわけではありません。青道打線を2点に抑え、終盤まで高い球威を保っています。青道が一度の好機で2点を奪い、降谷、沢村、守備陣が稲実の追加点を防いだことで勝敗が決まりました。
まとめ
『ダイヤのA act2』の青道対稲実による西東京大会決勝は、青道が2対1で勝利します。
- 5回裏に白河のスクイズで稲実が先制
- 6回表に御幸の適時打で青道が同点
- 前園のスクイズで青道が2対1と逆転
- 降谷は6回を1失点に抑えて沢村へ継投
- 沢村は7回から9回まで無失点
- 9回裏は無死一・三塁の危機を迎える
- 降谷の本塁送球で成宮の生還を阻止
- 最後は沢村が空振り三振を奪って決着
成宮は決勝でも圧倒的な投球を見せました。それでも青道は、足、進塁打、スクイズ、継投、守備を組み合わせ、チーム全体で稲実を上回ります。
沢村が前年の死球と敗戦を乗り越え、エースとして最後のアウトを取ることも大きな見どころです。
ただし、点差と試合結果だけでは、御幸と成宮の駆け引き、川上の悔しさ、麻生の守備、降谷の送球、沢村が感じた重圧までは伝わりません。
結末を知ったあとでも、31巻から34巻まで通して読むことで、それぞれの選手がどのような思いで一球に向き合ったのかが見えてきます。
あなたはこの決勝を、沢村が成長を証明した試合だと感じるでしょうか。それとも、青道全員で成宮を攻略した試合だと感じるでしょうか。読み返すたびに注目する選手が変わるのも、稲実戦の魅力ですよ。
電子書籍・動画配信サービスを利用する前の注意点
コミックシーモアやDMM TVの価格、無料試し読み、クーポン、ポイント還元、見放題対象、配信話数は時期によって変更される可能性があります。
正確な情報は各公式サイトをご確認ください。購入や契約に関する最終的な判断は、利用規約や支払い条件を確認したうえで行い、不明点がある場合は各サービスの問い合わせ窓口や必要に応じて専門家にご相談ください。

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