こんにちは、トレンドアニマンガ通信・2Dカルチャーガイドのトレミです。
『転生したらスライムだった件』には、イフリートのような上位精霊だけでなく、下位精霊、精霊王、妖精族など、よく似た呼び名の存在が登場します。
さらに、シズや自由学園の子供たちは精霊を体内に宿していますが、全員が同じ方法で契約したわけではありません。
なかでもクロエに現れた存在は、一般的な精霊とは明らかに異なっており、後の物語につながる重要な意味を持っています。
まず結論から言うと、転スラの精霊は自然エネルギーから自我を得た精神生命体であり、力や自我の強さによって階級が分かれています。
この記事では、精霊の種類と階級、妖精との違い、精霊契約の仕組み、契約者、精霊女王ラミリスとの関係を順番に整理します。
ネタバレ注意
この記事には、アニメ第1期以降の内容に加え、ラミリスの過去やクロエの正体に関する原作小説の重要なネタバレが含まれます。
アニメで放送された範囲だけを楽しみたい方は、ラミリスの堕落とクロエの正体に関する項目を読む際に注意してください。
- 精霊の起源と階級ごとの違い
- 上位精霊・精霊王・妖精の関係
- シズと子供たちの精霊契約
- 精霊女王ラミリスとクロエの秘密
転スラの精霊とは

転スラにおける精霊は、火や水といった属性魔法を使うためだけの便利な存在ではありません。
世界を満たしている自然エネルギーから生まれ、精神世界と物質世界の両方に影響を与える、世界の成り立ちそのものに近い存在です。
精霊は自然エネルギーの欠片が集まり、長い時間を経て自我を持つようになった存在です。
精霊を理解するポイント
属性だけを見るのではなく、「どの大精霊から派生したのか」「どこまで自我を持つのか」「物質世界で肉体を得ているのか」を分けて考えると整理しやすいですよ。
精霊の起源と八柱の大精霊
精霊の起源をたどると、創造神である星王竜ヴェルダナーヴァが形作った世界の根源へ行き着きます。
創世の初期に存在したのは、人間のような人格を持つ生き物ではなく、属性と法則を司る巨大なエネルギーでした。
その根源的な存在が、地・水・火・風・空・光・闇・時の八柱の大精霊です。
地、水、火、風、空は、物質世界を構成する基本的な属性に関係しています。
光と闇は、自然現象だけでなく、天使族や悪魔族といった高位の精神生命体の誕生にも深く関わります。
さらに、光と闇が交わることで時の大精霊が生まれ、世界に時間の流れが成立したとされています。
一般的な精霊は、この大精霊が持つ巨大なエネルギーから分かれた欠片が、長い時間をかけて自我を獲得した存在です。
つまり、イフリートが火属性を操れるのは、火を使う魔法を覚えたからではなく、存在そのものが火の属性エネルギーに近いからです。
光と闇から生まれた存在
光の大精霊からは天使系統、闇の大精霊からは悪魔系統の精神生命体が生まれています。
原初の悪魔も、精霊とは無関係な別世界の怪物ではなく、世界を構成する闇の根源から派生した存在です。
原初の悪魔やギィの立場については、転スラのギィ・クリムゾンの正体と役割でも詳しく整理しています。
精霊と魔物の違い
精霊と魔物は、どちらも魔素やエネルギーと深く関係しているため、同じ種類に見えることがあります。
ただし、基本的な成り立ちは異なります。
| 比較項目 | 精霊 | 魔物 |
|---|---|---|
| 主な起源 | 自然エネルギーや属性 | 魔素を取り込んだ生物など |
| 本質 | 精神生命体 | 肉体を持つ生物が中心 |
| 属性 | 特定の属性と強く結びつく | 種族や個体ごとに異なる |
| 物質世界での活動 | 召喚・契約・受肉が必要な場合がある | 肉体を持ち、そのまま活動できる |
| 成長方法 | 経験やエネルギーを蓄積する | 進化、命名、覚醒など |
精霊は肉体よりも魂や意思を中心に存在しているため、物理攻撃が通りにくい場合があります。
一方の魔物は、ゴブリン、オーガ、リザードマンのように、基本的には物質世界で肉体を持って生活しています。
ただし、転スラでは進化や受肉によって境界が変化するため、すべての存在を単純に二つへ分けられるわけではありません。
イフリートが後に魔的な性質と肉体を獲得して炎の精魔霊王へ進化するように、精霊と魔物の特徴を併せ持つ存在も登場します。
◆トレミのワンポイント解説
転スラでは「現在の種族名」だけでなく、進化前の起源を見ることが大切です。
精霊から始まり、受肉や命名によって魔的な性質を持った場合、見た目だけでは元の系統が分かりにくくなります。
精霊の階級と種類一覧
精霊は、すべてがイフリートのような強さや明確な人格を持っているわけではありません。
エネルギー量、自我、経験、物質世界へ与えられる影響によって、下位精霊から上位精霊、さらに精霊王へと格が分かれます。
下位・中位・上位精霊の違い

精霊の階級で最も分かりやすい違いは、自分の意思をどこまで持っているかです。
下位精霊は自我がほとんどなく、上位精霊になると明確な意思や人格を持つようになります。
| 階級 | 自我 | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| 下位精霊 | ほとんどない | 属性エネルギーに近く、単独で複雑な判断をしない | 火・水・風・地などの小精霊 |
| 中位精霊 | 芽生え始めている | 一定の姿と能力を持ち、召喚者の力になれる | サラマンダーなど |
| 上位精霊 | 明確に持つ | 人間を上回る力を持ち、契約や憑依が可能 | イフリート、ウンディーネなど |
| 精霊王 | 非常に強い | 属性系統の頂点に近く、上位精霊を超える | 各属性を統べる高位存在 |
下位精霊は、火花や風の流れのような自然現象に近く、誰かと会話して契約条件を相談するような存在ではありません。
中位精霊になると、属性を象徴する姿や、ある程度まとまった力を持つようになります。
さらに上位精霊へ成長すると、はっきりした意思と人格を持ち、相手を選んで契約したり、肉体へ憑依したりできるようになります。
上位精霊は人間社会の脅威度で見ても非常に強く、誰でも簡単に呼び出して使役できる存在ではありません。
契約者自身にも、精霊を受け入れられる魂の強さや器が求められます。
精霊王と上位精霊の違い
上位精霊と精霊王は、どちらも強大な精霊ですが、同じ階級ではありません。
上位精霊は、明確な意思と大きな属性エネルギーを持つ個体です。
精霊王は、その上位精霊よりもさらに高い格を持ち、特定の属性や精霊系統を代表する存在と考えると分かりやすいでしょう。
たとえば、トレイニーは風の上位精霊シルフィードを使役できる高位の樹妖精ですが、精霊王の力を宿した状態では、通常時を大きく上回る力を発揮します。
つまり、精霊王は単に長く生きた上位精霊ではなく、属性全体に近い権威と出力を持つ存在です。
大精霊と精霊王は別の概念です
大精霊は世界を構成する根源的な属性エネルギーであり、一般的な生物のような個体とは性質が異なります。
精霊王は、そこから派生した精霊系統の中で極めて高い格へ達した存在です。
属性別の代表的な精霊
転スラでは、火、水、風、地を中心に、さまざまな属性の精霊が登場します。
ここでは、作中で名前や特徴が明らかになっている代表的な精霊を整理します。
| 名称 | 属性 | 階級 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| イフリート | 火 | 上位精霊 | レオンがシズに宿らせた炎の精霊 |
| ウンディーネ | 水 | 上位精霊 | 水や流体を操る精霊 |
| シルフィード | 風 | 上位精霊 | 風を操り、トレイニーが使役する |
| ウォーノーム | 地 | 上位精霊 | 大地と防御に優れた土の騎士 |
| サラマンダー | 火 | 中位精霊 | 炎を操り、イフリートより下の段階に位置する |
| 光の精霊 | 光 | 高位の精霊 | 勇者としての資質と深く関係する |
| 時に関係する精神体 | 時 | 通常の分類外 | クロエの運命と深く結びつく |
この中で、アニメ序盤から特に重要なのがイフリートです。
イフリートはレオンが転移直後のシズに宿らせた炎の上位精霊です。
イフリートは火の力を与えるだけでなく、宿主であるシズの肉体や寿命、精神にまで大きな影響を与えました。
このように、上位精霊との契約や憑依は、強い技を一つ覚える程度の変化ではありません。
契約者の存在そのものを変えるほどの力を持っています。
妖精と精霊の違い

精霊と妖精は同じ場所で暮らすことが多く、ラミリスも精霊と妖精の両方に関係するため、混同しやすい言葉です。
簡単に整理すると、精霊は属性エネルギーから生まれた精神生命体で、妖精は物質世界で姿や肉体を持って活動する種族です。
ただし、妖精族も精霊の系統から派生しているため、完全に無関係な別種族ではありません。
ピクシーとドライアド
妖精族の代表として分かりやすいのが、ピクシーとドライアドです。
ピクシーは小さな体と羽を持つ妖精で、現在のラミリスも外見上はこの姿に近い存在です。
一方のドライアドは、樹木や大森林と深く結びついた樹妖精です。
トレイニーやその姉妹たちは、ジュラの大森林を管理し、森の異変を察知する役割を担っています。
ドライアドは自然の一部に近い性質を持ちながら、はっきりした肉体、人格、社会的な立場を持っています。
| 種類 | 代表者 | 特徴 |
|---|---|---|
| 精霊 | イフリート | 属性エネルギーから生まれた精神生命体 |
| ピクシー | 現在のラミリス | 小さな体と羽を持つ妖精 |
| ドライアド | トレイニー | 樹木や森林と結びついた妖精 |
| 精霊女王 | 本来のラミリス | 精霊族と妖精族の両方を統べる存在 |
ラミリスが「妖精なのに精霊女王」と呼ばれるのは、現在の小さな姿だけが本来の種族や立場ではないからです。
現在は堕落と転生の影響で妖精のような姿をしていますが、もともとは精霊族と妖精族をまとめる世界最高位の存在でした。
◆トレミのワンポイント解説
ラミリスを現在の見た目だけで判断すると、弱い妖精が偶然魔王になったように見えます。
ところが、過去と役割まで確認すると、ギィやミリムから大切に扱われる理由が見えてきますよ。
精霊契約の仕組み
精霊契約は、精霊を召喚して戦わせるだけの仕組みではありません。
自由学園の子供たちのように、体内で制御できない魔素を抱えた異世界人にとっては、命を救うための方法でもあります。
魔素暴走を抑える理由

自由学園の子供たちは、自分の意思で転スラの世界へ移動してきたわけではありません。
不完全な召喚によって異世界から呼び出され、成長途中の小さな体に、処理しきれないほど大量の魔素を取り込んでいました。
体を器、魔素を器へ注がれた水にたとえると、器の大きさに対して水が多すぎる状態です。
そのままでは、成長を待つ前に体と魂の均衡が崩れ、魔素が暴走して命を落としてしまいます。
そこでリムルが考えたのが、体内の膨大な魔素に対して、同等以上の精霊エネルギーを宿らせる方法です。
精霊を体内へ定着させると、暴れていた魔素が精霊の力と結びつき、無秩序な状態から制御可能な状態へ変わります。
な魔素に対して、同等以上の精霊エネルギーを宿らせる方法
精霊が魔素を消してしまうのではなく、異なるエネルギーを統合して安定させるのが重要なポイントです。
精霊を宿す目的
子供たちを強い戦士にすることが第一の目的ではありません。
制御できない魔素を精霊エネルギーと調和させ、成長する時間を取り戻すことが最優先でした。
ただし、どの精霊でも宿せば成功するわけではありません。
契約者の魂、性格、魔素量、属性との相性が悪ければ、精霊が定着しない可能性があります。
そのため、自然に上位精霊を呼び出せなかった子供には、リムルが複数の精霊を統合して作った擬似上位精霊を宿らせています。
シズとイフリートの契約

シズこと井沢静江は、精霊を宿した異世界人として、子供たちの救済方法を考えるきっかけになった人物です。
シズは空襲で命を落としかけていたところを、魔王レオン・クロムウェルによって異世界へ召喚されました。
召喚直後のシズは瀕死であり、異世界へ渡ったことで流れ込んだ魔素にも耐えられない状態でした。
そこでレオンは、炎の上位精霊イフリートをシズの体へ宿らせます。
イフリートの力によってシズは生き延び、炎を操る英雄として長い時間を生きられるようになりました。
しかし、シズとイフリートの関係は、対等な意思によって結ばれた穏やかな契約ではありません。
レオンの判断による強制的な憑依であり、イフリートはシズの感情や肉体を押さえ込み、主導権を奪おうとしました。
その結果、シズは命を救われた一方で、自分の意思に反して大切な存在を傷つける苦しみも背負います。
アニメ公式サイトでも、第7話「爆炎の支配者」において、レオンによるイフリートの憑依と、その後の暴走があらすじとして明記されています(出典:アニメ『転生したらスライムだった件』公式サイト「第7話 爆炎の支配者」)。
契約と憑依は同じではありません
契約は双方の意思や相性によって成立する関係ですが、シズとイフリートの場合は、レオンによる強制的な憑依に近い形です。
命を救ったことと、シズの自由を奪ったことは分けて考える必要があります。
レオンがシズを召喚した事情やクロエを探していた理由は、転スラのレオンとクロエ・シズの関係で詳しく解説しています。
子供たちの精霊契約一覧
リムルが救おうとした自由学園の子供たちは、ケンヤ、リョウタ、ゲイル、アリス、クロエの5人です。
同じ召喚被害者でも、呼び出した精霊や契約の成立方法は一人ずつ異なります。
アニメ公式サイトでは、第22話で子供たちに上位精霊を宿らせる救命方針が示され、第23話ではクロエのもとに精霊ではなく同様の精神体が現れたことが説明されています(出典:アニメ『転生したらスライムだった件』公式サイト「第22話 迷宮攻略」、同「第23話 救われる魂」)。
| 契約者 | 宿した存在 | 属性 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ケンヤ・ミサキ | 光の精霊 | 光 | 自らの強い意思で高位の精霊を引き寄せた |
| リョウタ・セキグチ | 擬似上位精霊 | 水・風 | 複数の精霊を統合した翼のある蛇型の存在 |
| ゲイル・ギブスン | 擬似上位精霊 | 地 | 騎士のような姿を持ち、大地の力を与える |
| アリス・ロンド | 擬似上位精霊 | 空 | 人形を遠隔操作する才能と結びつく |
| クロエ・オベール | 精霊に似た精神体 | 時 | 通常の精霊とは異なる膨大な力を持つ |
ケンヤは、自分の才能と強い意思によって光の精霊を呼び寄せました。
これはケンヤに勇者としての資質があることを示す重要な場面です。
一方で、リョウタ、ゲイル、アリスのもとには、すぐに定着できる上位精霊が現れませんでした。
そこでリムルは、下位精霊などの属性エネルギーを変質・統合し、それぞれの魂に合う擬似上位精霊を作り出しています。
この対応からも、リムルが単に強い精霊を押し込んだのではなく、子供ごとの相性を見ながら調整したことが分かります。
そして、最後に台座へ上がったクロエだけは、ほかの4人とはまったく違う結果になりました。
クロエのもとに現れたのは、一般的な精霊ではなく、精霊に似た膨大な力を持つ精神体です。
この違いが、クロエの正体と時間を巡る物語につながっていきます。
精霊女王ラミリスの役割
ラミリスは、現在こそ小さく無邪気な妖精の姿をしていますが、本来は精霊族と妖精族を統べる精霊女王です。
精霊の棲家を管理し、勇者となる資質を持つ者を導き、精神世界と物質世界の均衡を保つ役目を担っていました。
公式ポータルサイトでも、ラミリスは精霊や妖精族が住む「精霊の棲家」の女王であり、広大な亜空間を作る「迷宮創造(チイサナセカイ)」を持つ魔王として紹介されています(出典:『転生したらスライムだった件』公式ポータルサイト「ラミリス」)。
ラミリスが堕落した理由
ラミリスが現在の姿になった原因は、悪事を働いて罰を受けたからではありません。
むしろ、世界を滅亡から救うために、自分の力と神聖な性質を犠牲にした結果です。
太古の時代、ミリムは大切な竜を失った悲しみから暴走し、止めに入ったギィと激しい戦いを繰り広げました。
二人は世界でも最上位に位置する存在であり、戦いが続けば周囲の国だけでなく、世界そのものが壊れる危険がありました。
そこで精霊女王だったラミリスは、二人が放つ巨大な魔力と妖気リスは、二人が放つ巨大な魔力と妖気を中和するため、戦いの中へ介入します。
ラミリスの働きによってミリムは正気を取り戻し、ギィとの戦いも終わりました。
しかし、ギィの悪魔的な魔力とミリムの強大な妖気を受け止め続けたことで、ラミリス自身が汚染されます。

その結果、神聖な精霊女王としての性質を維持できなくなり、妖精に近い肉体へ堕落しました。
この出来事から、ギィとミリムはラミリスへ深い恩義を感じています。
普段は軽い調子で接していても、ほかの魔王がラミリスを本気で傷つけることは、ギィやミリムにとって見過ごせない行為です。
ラミリスは転生を繰り返す
堕落後のラミリスは、本来の膨大な力と小さな肉体の均衡を保てず、一定の周期で死と転生を繰り返します。
転生直後は幼い姿と性格になりますが、成長すれば精霊女王時代に近い力を取り戻していきます。
ラミリスが脳天気に見えるのも、幼い肉体へ転生した影響が大きく、本来の知識や格まで失われたわけではありません。
迷宮創造と精霊の関係
ラミリスを象徴する能力が、固有能力の迷宮創造(チイサナセカイ)です。
迷宮創造は、地下へ穴を掘って建物を作る能力ではありません。
現実世界とは異なる法則を持つ亜空間を作り、その内部構造、階層、環境、出入口をラミリスの意思で管理する力です。
テンペストでは、この能力によって100階層に及ぶ巨大な地下迷宮が作られました。
迷宮内では、ラミリスが把握している範囲なら階層の入れ替えや環境変更ができ、復活の腕輪を通じて死亡した冒険者を蘇生させることも可能です。
この迷宮は観光施設であると同時に、冒険者の訓練場所、資源の採取場所、テンペストの防衛拠点として機能しています。
さらに、ヴェルドラが放つ膨大な魔素によって迷宮内には魔物や資源が生まれ、ラミリスの空間管理能力と組み合わさることで、巨大な生態系が成立しました。
| 関係者 | ラミリスとの関係 | 迷宮での役割 |
|---|---|---|
| リムル | 協力者・友人 | 迷宮運営の構想と国家への導入 |
| ヴェルドラ | 遊び仲間 | 最下層の守護と魔素供給 |
| ミリム | 恩義を持つ友人 | 迷宮の改造や訓練への参加 |
| ベレッタ | 忠実な護衛 | ラミリスの保護と迷宮管理 |
| トレイニー | 精霊女王時代からの部下 | ラミリスの補佐と生活管理 |
ラミリスと精霊の関係は、単に精霊を召喚できるというだけではありません。
精霊の生態、精神世界、属性エネルギー、精霊工学を理解し、それらが安全に存在できる環境そのものを作れることが、精霊女王としての強みです。
◆トレミのワンポイント解説
ラミリスの強さは、目の前の敵を殴り倒す戦闘力だけでは測れません。
味方が安全に戦える世界を作り、死者の復活まで成立させる迷宮創造は、戦争全体のルールを変えられる能力です。
クロエに宿った存在の正体

クロエが精霊の棲家で呼び出した存在は、イフリートや光の精霊と同じ一般的な上位精霊ではありません。
アニメの時点では、膨大なエネルギーを持つ「精霊に似た精神体」として描かれ、ラミリスもその正体に何かを感じていました。
その正体は、時間を巡った未来のクロエと深く結びつく精神体です。
クロエは後に、勇者クロノアや時間を移動する能力と関係し、現在、過去、未来が複雑につながった運命を歩みます。
精霊の棲家へ現れた精神体は、未来の時間軸から幼いクロエのもとへ戻り、自分自身の存在と力を守る役割を果たしたと考えられます。
リムルの解析能力でも正体を判別できなかったのは、通常の精霊体系に属さず、時間を越えて移動してきた存在だったためです。
クロエの存在は単純な時の精霊ではありません
属性だけを見れば時間に関係していますが、一般的な時属性の精霊が自然に現れたものではありません。
未来のクロエ、勇者クロノア、時間を巡る魂と記憶が重なった特別な精神体として見る必要があります。
また、クロエのもとへ現れた存在は、子供たちの魔素暴走も安定させています。
そのため、結果だけを見れば精霊契約と同じ救命効果を果たしていますが、成立した仕組みはほかの4人とは異なります。
ケンヤたちは外部から自分に合う精霊を宿したのに対し、クロエは未来に存在する自分自身の力とつながった形です。
精霊の棲家での出来事は、クロエが普通の召喚児ではないことを最初に示した、大きな伏線だったと言えます。
クロエとレオンの過去や時間移動の背景を整理したい方は、前述の「レオンがクロエを探し続けた理由」の記事もあわせて確認してみてください。
転スラを漫画とアニメで確認
精霊の設定は文章だけでも整理できますが、シズとイフリートの関係や、子供たちが精霊を宿す場面は、実際の物語を追うと感情の動きまで理解しやすくなります。
アニメでは、第7話「爆炎の支配者」でシズとイフリート、第22話「迷宮攻略」と第23話「救われる魂」で精霊の棲家と子供たちの契約が描かれています。
映像で見返したい場合は、DMM TVなどの配信サービスで、シリーズの配信状況や見る順番を確認できます。
見放題対象作品、無料体験、月額料金、配信期間などは変更される可能性があるため、登録前にDMM TV公式サイトで最新情報を確認してください。
漫画版では、アニメよりも人物の表情や説明を自分のペースで読み返せるため、精霊契約の仕組みやラミリスの反応を確認したい方に向いています。
コミックシーモアで『転生したらスライムだった件』を確認すると、配信巻、無料試し読み、クーポンなどの最新情報を確認できます。
無料範囲や割引内容は時期によって変わるため、購入前には正確な情報をコミックシーモア公式ページで確認してください。
作品を確認する順番
シズとイフリートの関係を先に見てから、自由学園の子供たちと精霊の棲家を確認すると、リムルが上位精霊を救命方法として選んだ理由が分かりやすくなります。
契約料金や購入条件に不明点がある場合は、自己判断だけで進めず、各サービスの公式サポートへ相談してください。
転スラの精霊に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 転スラの精霊と妖精は同じですか?
A. 同じではありません。
精霊は自然エネルギーから自我を得た精神生命体で、妖精は物質世界で肉体や姿を持って活動する種族です。
ただし、妖精族も精霊の系統から派生しているため、完全に無関係ではありません。
Q2. 転スラで最も有名な上位精霊は誰ですか?
A. アニメ序盤で最も重要な上位精霊は、炎属性のイフリートです。
魔王レオンによってシズへ宿され、シズの命を救った一方で、肉体の主導権を奪おうとして暴走しました。
その後はリムルに捕食され、ヴェルドラとの交流や命名を経て別の進化を遂げます。
Q3. 子供たちはなぜ精霊を宿す必要があったのですか?
A. 不完全な召喚によって、幼い肉体では制御できないほど大量の魔素を取り込んでいたためです。
そのままでは魔素が暴走して命を落とす危険があったため、上位精霊のエネルギーと統合し、体内の力を安定させました。
Q4. ラミリスは精霊ですか、それとも妖精ですか?
A. 本来のラミリスは精霊族と妖精族を統べる精霊女王です。
現在は堕落と転生の影響により、小さな妖精のような姿になっています。
そのため、現在の外見は妖精ですが、起源と本来の格は一般的なピクシーとは大きく異なります。
Q5. クロエに宿ったのは時の精霊ですか?
A. 単純な時の精霊ではありません。
アニメでは精霊に似た膨大な力を持つ精神体として描かれ、原作では未来のクロエや勇者クロノア、時間を巡る運命と深く結びついていることが分かります。
ほかの子供たちが宿した精霊とは、起源も成立の仕方も異なる特別な存在です。
転スラの精霊をまとめると

- 精霊は自然エネルギーから自我を得た精神生命体
- 下位精霊より上位精霊のほうが強い意思と力を持つ
- 精霊王は上位精霊より高い格に位置する
- 妖精は精霊の系統から派生し、物質世界で姿を持つ
- シズには炎の上位精霊イフリートが憑依した
- 子供たちは精霊を宿すことで魔素の暴走を克服した
- クロエに現れた存在は一般的な精霊ではない
- ラミリスは本来、精霊族と妖精族を統べる精霊女王
転スラの精霊を理解するときは、火や水といった属性一覧だけで終わらせず、階級、契約方法、契約者との相性まで見ることが大切です。
シズとイフリートの関係は強制的な憑依でしたが、子供たちの場合はリムルが一人ずつに合う精霊を選び、命を救うために力を調整しました。
そしてクロエだけは、通常の精霊契約では説明できない存在を宿しています。
精霊女王ラミリスの過去まで含めて見ると、精霊は戦闘用の召喚獣ではなく、転スラ世界の創世、生命、時間、勇者の誕生を支える重要な存在だと分かりますよ。

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