こんにちは、トレンドアニマンガ通信・2Dカルチャーガイドのトレミです。
『黄泉のツガイ』を読み進めると、「結局、黒幕は誰なの?」「ユルたちにとって本当の敵はどの勢力?」「東村と影森家はどっちが悪いの?」と、敵味方の関係がわからなくなってきますよね。
それもそのはずです。本作では、わかりやすい正義の組織と悪の組織が戦っているわけではありません。どの勢力も自分たちなりの目的を持ち、誰かを守る一方で、別の誰かを犠牲にしています。
そこでこの記事では、東村・影森家・西ノ村の目的を整理しながら、御陵や与謝野イワンなどの黒幕・ラスボス候補を考察します。
2026年7月17日時点で発売されている単行本第13巻までの重大なネタバレを含みます。まだ読んでいないあなたは、読む範囲に注意してください。第13巻は2026年7月10日に発売され、御陵と影森家、イワンとユルたちの戦いが大きく動いています。
- 現時点で有力な黒幕とラスボス候補
- 東村・影森家・西ノ村の目的と関係
- ユルたちにとっての敵味方の見分け方
- 黄泉のツガイで本当に悪いのは誰か
黄泉のツガイの黒幕は誰か

まずは結論から整理します。『黄泉のツガイ』の黒幕は、現時点では公式に確定していません。
登場人物の中で黒幕やラスボスに最も近いのは、西ノ村の中心人物である御陵です。ただし、物語全体を動かしている根本的な原因まで考えると、特定の一人だけを黒幕と呼ぶのは難しいかなと思います。
双子の力を利用してきた村の仕組み、過去から続く東西の対立、ツガイの契約を巡る支配構造。こうした古い因習そのものが、ユルとアサを戦いへ追い込んでいるからです。
現時点の最有力は御陵
「黄泉のツガイの黒幕は誰か」と聞かれた場合、現時点で最もわかりやすい答えは御陵です。
御陵は、西ノ村側の中心人物として動き、双子の持つ「封」と「解」を手に入れるために影森家へ攻撃を仕掛けています。単なる戦闘員ではなく、相手の戦力や行動を読み、勝てる状況を作ってから動く人物です。
特に重要なのは、影森本家の守りが薄くなったタイミングを狙い、単身で侵入したこと。御陵はゴンゾウやジンを相手にしても優位に戦い、影森家へ取り返しのつかない被害を与えました。この経緯は第12巻の公式紹介でも、御陵が手薄になった影森本家へ単身で侵攻し、ゴンゾウとジンを圧倒する展開として案内されています(出典:スクウェア・エニックス『黄泉のツガイ』第12巻)。
この行動だけを見ると、御陵はユルやアサにとって明確な敵です。影森家にとっても、当主と組織の存続を脅かす最大級の敵と言えます。
御陵が使役するツガイ「天と地」も非常に厄介です。攻撃の起点となる存在が上空と地中に分かれているため、相手からすると攻撃の位置や方向を読みづらくなります。
さらに御陵本人も、強力なツガイに頼り切っているわけではありません。敵の能力、周囲の地形、戦う順番を見ながら動けるため、物語の終盤まで残る可能性が高い人物です。
現時点の整理
御陵は、西ノ村の目的を実行する中心人物であり、戦闘力と判断力の両方を持つため、物理的なラスボスの最有力候補です。ただし、物語全体の黒幕だと確定したわけではありません。
真の黒幕は因習と権能

御陵が現在の敵の中心だとしても、すべての争いを始めた人物とは限りません。
『黄泉のツガイ』の争いを根元までたどると、「夜と昼を別つ双子」に宿るとされる封と解の権能へ行き着きます。ツガイと封・解の違いが混ざる場合は、黄泉のツガイの難しい設定を整理した記事もあわせて確認すると理解しやすくなります。
アサが持つ「解」は、物や結界を解くだけでなく、主とツガイの契約へも干渉できる力です。アサが「解」の力を持つことは、TVアニメ公式のキャラクター紹介でも明記されています(出典:TVアニメ「黄泉のツガイ」公式サイト「アサ」)。一方、ユルが得る可能性のある「封」は、物事や能力、状態を閉じ込める力だと考えられています。
この二つがそろえば、ツガイを使う人々の力関係や、村同士の均衡を大きく変えられるかもしれません。そのため、双子は一人の人間としてではなく、勢力争いを決定づける存在として狙われてきました。
ここが本作の怖いところです。東村、西ノ村、影森家では目的が異なりますが、どの組織も双子の意思より、自分たちの生存や勝利を優先する場面があります。
本当の黒幕は、封と解を巡って人を道具に変えてしまう仕組みそのものだと見ることもできます。
特定の悪者を倒せばすべてが解決するのではなく、古くから続く考え方や役割を変えなければ争いは終わらない。これが『黄泉のツガイ』の物語を単純な勧善懲悪にしていない大きな理由です。
敵味方が単純ではない理由
『黄泉のツガイ』では、味方だった人物が秘密を抱えていたり、敵対していた勢力同士が一時的に手を組んだりします。
そのため、組織名だけを見て「この人は味方」「この村は悪者」と判断すると、人物の目的を見失いやすくなります。敵味方を整理するときは、誰に所属しているかよりも、誰を守ろうとしているのか、何を手に入れようとしているのかを見ることが大切です。
ユルとアサを巡る争奪戦
勢力争いの中心にいるのは、主人公のユルと双子の妹アサです。
ユルとアサは「夜と昼を別つ双子」と呼ばれ、封と解に関わる特別な存在とされています。ただし、二人が同じ立場で育ったわけではありません。
ユルは東村で暮らし、偽物のアサやダンジと共に、作られた日常を本物だと信じていました。一方、本物のアサは幼いころに村の外へ出て、影森家に保護されながら解の力を身につけています。
東村はユルを村へつなぎ止めようとし、影森家はアサを守りながら自分たちの戦力としても扱います。西ノ村は、二人の力を別の形で利用しようとしています。
つまり、各勢力は双子を「保護する」と言いながら、それぞれの都合も抱えているのです。
ユル自身は、誰かに決められた役割へ素直に従う人物ではありません。自然の中で狩人として育ったため、自分の目で状況を見て、危険な相手から距離を取り、必要なら味方にも疑問を向けます。
ユルの能力や封との関係を詳しく整理したい場合は、黄泉のツガイのユルの正体と封の力を解説した記事も参考にしてください。
正義と悪が入れ替わる構図

東村は、ユルに真実を隠し、偽物のアサを用意していました。この事実だけを見れば、東村は明らかな悪者に見えます。
しかし、東村側には、封と解の力が外へ持ち出され、争いの道具になることを避けたいという考えもあります。方法は間違っていても、村を守るという目的まで嘘だったとは言い切れません。
一方の影森家は、本物のアサを保護し、ユルへ情報を与えています。主人公側に近いため味方に見えますが、影森家も目的のためなら厳しい判断をします。
西ノ村は現時点で最も攻撃的な勢力です。ただ、西ノ村にも過去の敗北や、長く続く東村への恨みがあります。だからといって現在の暴力が正当化されるわけではありませんが、理由のない悪として描かれているわけでもありません。
敵味方を考えるときの注意点
過去に被害を受けた側であっても、現在の加害行為まで正しいことにはなりません。反対に、主人公を助けた側だからといって、すべての行動が善になるわけでもありません。
あなたは、目的が正しければ手段も許されると感じますか。それとも、どんな事情があっても越えてはいけない線があると考えるでしょうか。本作は、その境目を読者へ問いかけてくる作品です。
三大勢力の目的と敵味方

ここからは、東村・影森家・西ノ村の目的と、ユルたちとの関係を比較します。
登場人物が増えて関係がわからなくなった場合は、まず三つの勢力へ分けて考えると整理しやすいですよ。人物ごとの所属やツガイについては、黄泉のツガイの登場人物・相関図・勢力図でも詳しくまとめています。
| 勢力 | 主な目的 | ユルとの関係 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 東村 | 双子と左右様を村に留める | 故郷だが支配から決別 | 保護と監視が一体化している |
| 影森家 | アサの保護と西ノ村への対抗 | 現在は味方寄り | 合理性を優先する非情さがある |
| 西ノ村 | 封と解の力を奪う | 最も直接的な敵 | 内部の目的は完全に判明していない |
東村は保護と支配の勢力
東村は、ユルが生まれ育った山奥の集落です。物語の序盤では、自然と共に静かに暮らす村に見えました。
しかし実際には、本物のアサが村の外へ出たあと、キリを偽物のアサとして座敷牢に置き、ダンジをユルの友人として近づけていました。ダンジの正体が「ザシキワラシ」のツガイの片割れで、幼いころからユルを陰ながら守っていたことは、公式キャラクター紹介でも示されています(出典:TVアニメ「黄泉のツガイ」公式サイト「ダンジ」)。
これはユルに真実を知らせず、村へ留めておくための仕組みです。ユルが村を離れれば、ユルと契約する左右様まで村からいなくなる可能性があるため、村側は偽りの日常を作っていました。
東村が怖いのは、一部の悪人だけが秘密を作っていたのではなく、村全体が閉鎖的な価値観に包まれているところです。
村の秩序を守ることが最優先になり、そのためなら子どもの自由や尊厳を奪うことも正しいと考えてしまう。善意と支配の境目が消えている状態です。
ただし、東村が双子を管理しようとした背景には、過去に封と解を巡って起きた悲劇があります。強大な力が外部へ渡れば、再び争いが起きるという恐怖を持っていたのでしょう。
東村は、ユルを守ろうとした勢力でもあり、ユルから人生を選ぶ権利を奪った勢力でもあります。この二面性を理解すると、「東村は悪者なのか」という疑問へ単純な答えを出せない理由が見えてきます。
影森家は味方寄りの勢力
影森家は、本物のアサを保護し、東村から出てきたユルを受け入れた勢力です。
ユルやアサの視点では、現時点で最も味方に近い組織と言えます。影森ジンや影森ヒカルをはじめ、実際に命を懸けて二人を守っている人物も少なくありません。
影森家には多くのツガイ使いがおり、情報収集、移動、防御、戦闘を分担しています。単純な武力だけではなく、組織としての総合力が強みです。
ただし、影森家も完全な善ではありません。当主だったゴンゾウは、裏切りや敵対行為に対して厳しい判断を下し、組織の維持を個人の感情より優先する人物でした。
影森家で働いていた黒谷四姉弟も、血のつながらない家族として支え合う一方、それぞれが孤独や不満を抱えています。その隙を利用され、アキオの裏切りへつながりました。
ここからわかるのは、影森家が味方だから安全なのではなく、ユルやアサを守ろうとする個人が影森家に多いということです。
影森家の人物関係や、ヒカル・アスマ・ジンの立場については、影森家の人物と関係を整理した記事もあわせて確認してください。
西ノ村は最大の敵対勢力

現時点で、ユルとアサへ最も直接的な危害を加えているのは西ノ村です。
西ノ村は、東村と長く対立してきた勢力であり、過去の戦いで受けた被害や恨みを抱えています。表向きは消滅したように見えていましたが、現代まで人と組織を残し、水面下で動いていました。
西ノ村側は、ユルとアサを守って力を利用するというより、二人の権能を奪い、自分たちが扱える形に変えようとしています。
その過程で、影森家の内側へ接触し、家族関係の弱い部分や個人の不満を利用します。正面から戦うだけでなく、組織を内側から崩す方法を選ぶ点も大きな脅威です。
ただし、西ノ村の全員が同じ考えで動いているのか、御陵や小野ミナセがどこまで組織を支配しているのかは、まだ完全には明かされていません。
そのため、「西ノ村の人物は全員悪者」と決めるのは早いでしょう。それでも、現在の行動を基準に判断すれば、西ノ村はユルたちにとって最大の敵対勢力です。
ラスボス候補を徹底考察

『黄泉のツガイ』のラスボスは、まだ確定していません。
ここでは、戦闘力、物語上の立場、双子との因縁、裏側から人を動かす力という四つの視点から候補を整理します。
なお、ラスボス候補として挙げることと、その人物が公式に黒幕だと確定していることは別です。ここからは作中の描写をもとにした考察として読んでください。
御陵は最有力候補
御陵は、戦闘面でのラスボス候補として最も有力です。
理由は、影森家の中心戦力を相手にできる圧倒的な強さだけではありません。御陵は、相手の戦力が分散した瞬間を見逃さず、影森本家へ攻め込んでいます。
強い敵であっても、正面から力比べをすれば倒せる可能性はあります。しかし、御陵のように戦う場所や時間まで選ぶ敵は、戦闘が始まる前から優位に立っています。
また、御陵の目的はユルやアサ個人への恨みではなく、封と解を西ノ村側へ移すことにあります。交渉で簡単に考えを変える相手ではなく、双子が生きている限り狙い続ける可能性があります。
一方、第13巻では、御陵が一方的にすべてを支配しているわけではないことも描かれています。ヒカルの抵抗によって退かされており、絶対に倒せない存在ではありません。
この「圧倒的に強いが、仲間の力や工夫で対抗できる」という位置づけは、少年漫画の最終敵として非常に納得しやすい形です。
与謝野イワンは暗殺者の脅威
与謝野イワンは、西ノ村とつながりを持ちながら行動する危険なツガイ使いです。
イワンのツガイは、刀の姿をした「大凶」と「小凶」。大凶は空間へ干渉し、小凶は刺した相手の力を奪う性質を持っています。
空間へ干渉できる能力は、距離や壁といった通常の防御を崩す可能性があります。そのうえ、イワン本人も刀を扱う技術に優れ、左右様と正面から戦えるほどの実力者です。
御陵が軍を率いる将のような敵だとすれば、イワンは狙った相手へ静かに近づく暗殺者です。どこから現れるかわからず、逃げるべき状況では迷わず退くため、捕まえることも簡単ではありません。
さらにイワンは、ユルの両親に関する情報を使い、ユルの感情を大きく揺さぶっています。発言のすべてが事実なのか、相手を怒らせるための言葉なのか判断しにくい点も厄介です。両親の生死とイワンの発言を整理したい場合は、黄泉のツガイの両親の謎と死亡説を考察した記事も参考にしてください。
イワンが西ノ村の命令だけで動いているのか、それとも個人的な目的を持っているのかによって、今後の立場は変わるでしょう。
イワンの能力やアキオとの関係を詳しく知りたい場合は、与謝野イワンの目的と強さを考察した記事をご覧ください。
影森アスマに残る黒幕説
影森アスマはユルたちの味方として動いていますが、読者から疑われやすい人物でもあります。
アスマは感情を表へ出すことが少なく、戦況や人間関係を一歩離れた場所から見ています。使役する「金烏玉兎」も、正面戦闘より情報収集や監視に向いたツガイです。
そのため、アスマは敵と直接殴り合う人物ではなく、情報を集めて人を動かす立場に見えます。この特徴が、黒幕らしい印象につながっているのでしょう。
また、アスマは封の力を得る条件を考え、ユルの生死に関わる危険な提案を口にすることがあります。理屈としては正しくても、人の命を計算の一部として扱うように見えるため、不信感を持つ読者がいるのも自然です。
ただし、現時点でアスマが西ノ村と通じている証拠や、ユルたちを裏切った事実は確認されていません。
アスマには伯父・新郷ハヤトとの因縁があり、感情を隠している理由もあります。何を考えているかわからないことと、敵であることは同じではありません。
考察のポイント
アスマ黒幕説は、確定した事実ではなく、情報収集に優れた能力と合理的な性格から生まれた予想です。今後の行動を見るまでは、味方とも敵とも断定しないのが適切です。
小野ミナセは因縁の黒幕候補
小野ミナセは、戦場の前線に立つ御陵とは異なり、人の弱さへ入り込む黒幕候補です。
ミナセは東村のヤマハおばぁと深い因縁を持ち、東村と西ノ村の長い対立を現代まで引き継いでいる人物です。
特に印象的なのが、黒谷アキオへの接触です。ミナセはアキオの実母として現れ、血のつながらない影森家の兄姉に対して抱いていた孤独や不満を刺激しました。
アキオが抱える心の傷を癒やすのではなく、自分たちの目的に使える形へ導いた点に、ミナセの危険性があります。
御陵が武力で組織を壊す人物なら、ミナセは家族や血縁を利用し、内側から人間関係を壊す人物です。
また、ミナセは長い時間を生きていると考えられ、現在の争いだけでなく、過去の東西対立について多くの情報を持っている可能性があります。
西ノ村が本当に目指しているもの、封と解を得たあとに何をするのか。その答えを握る人物として、物語上の黒幕へ近づく可能性は十分にあるでしょう。
黄泉のツガイ黒幕のよくある質問
Q1. 黄泉のツガイの黒幕は確定していますか?
A. 現時点では、黒幕は公式に確定していません。西ノ村の御陵や小野ミナセが有力候補ですが、特定の一人ではなく、封と解を巡る因習や村同士の対立そのものが争いを生んでいるとも考えられます。
Q2. 黄泉のツガイのラスボス候補は誰ですか?
A. 戦闘力と西ノ村での立場を考えると、御陵が最有力候補です。ただし、与謝野イワンが独自の目的で動く可能性や、小野ミナセが争いの背景を操っている可能性も残っています。
Q3. 影森家はユルたちの味方ですか?
A. 現時点では味方寄りです。アサを保護し、ユルと共に西ノ村へ対抗しています。ただし、影森家も組織の生存を優先するため、すべての判断がユルやアサの希望と一致するとは限りません。
Q4. 影森アスマは裏切り者ですか?
A. アスマが裏切り者だと確定する描写はありません。合理的な発言や情報収集に向いた能力から疑われやすい人物ですが、怪しく見えることだけを理由に黒幕と断定するのは避けたほうがよいでしょう。
Q5. 黄泉のツガイは漫画とアニメのどちらで追うべきですか?
A. 黒幕や最新の敵味方関係まで知りたい場合は、原作漫画を最新巻まで読む方法が向いています。戦闘の動きや声の演技を楽しみたい場合はアニメもおすすめです。知りたい範囲に合わせて選んでください。
黄泉のツガイで悪いのは誰か
ここまでの内容をまとめると、現在の行動だけで判断した場合、西ノ村と御陵が最も明確な敵です。
しかし、「黄泉のツガイで本当に悪いのは誰か」という問いには、一人の名前だけでは答えられません。
東村は恐怖から双子を支配し、影森家は生き残るために合理性を優先し、西ノ村は過去の恨みを理由に新たな犠牲を生んでいます。それぞれの正義が別の誰かにとっての悪になっているのです。
組織より個人の意思で判断する

『黄泉のツガイ』の敵味方を理解するうえで、私が大切だと感じるのは、組織ではなく個人を見ることです。
東村の人間だから全員が敵になるわけではなく、影森家に所属しているから必ず味方になるわけでもありません。西ノ村に関係する人物であっても、組織の考えに疑問を持つ可能性はあります。
ユルも、所属だけで人を判断していません。相手が何をしたのか、誰を傷つけたのか、自分やアサへどう向き合うのかを見て判断します。
ユルが東村と決別したのも、村の出身者全員を憎んだからではありません。村が押しつける役割や、本人の意思を無視する仕組みを拒否したからです。
◆トレミのワンポイント考察
『黄泉のツガイ』では、「どの組織が正しいか」よりも「その人が自分で何を選ぶか」に注目すると、人物の変化が見えやすくなります。所属先が同じでも、守りたいものや越えたくない一線は人によって違いますよ。
封と解も、使う人によって意味が変わります。誰かを閉じ込める封印にも、危険から守るための封印にもなります。何かを壊す解放にも、束縛から救う解放にもなります。
力そのものが善悪を決めるのではなく、それを誰が何のために使うのかが問われているのでしょう。
最新巻まで追うべき理由
黄泉のツガイの黒幕や敵味方を知りたい場合、途中の情報だけで結論を出さず、できるだけ最新巻まで追うことをおすすめします。
本作では、最初に悪者へ見えた人物の事情があとから明かされたり、味方と思っていた人物の秘密が判明したりします。巻数が進むほど、東村・影森家・西ノ村の関係も変化します。
特に第12巻から第13巻にかけては、御陵と影森家、イワンとユルたちの戦いが同時に進み、各勢力の力関係が大きく揺れました。単行本第13巻は2026年7月10日に発売され、公式書籍紹介でも御陵とヒカル、イワンとアサたちの戦いの結果が案内されています(出典:スクウェア・エニックス『黄泉のツガイ』第13巻)。コミックシーモアでも配信が確認できます。
原作を自分のペースで追いたい場合は、コミックシーモアで『黄泉のツガイ』の配信状況を確認する方法があります。試し読み、クーポン、ポイント還元の内容は時期によって変わるため、購入前に公式ページで最新条件を確認してください。
アニメで人物の声やツガイの動きを楽しみたい場合は、DMM TVでも『黄泉のツガイ』の配信ページが確認できます。
DMM TVで『黄泉のツガイ』の配信状況を確認する際は、見放題の対象範囲、無料体験の条件、配信話数を公式サイトで確認してから利用してください。
この記事の結論
現時点の最大の敵は西ノ村で、ラスボスの最有力候補は御陵です。ただし、黒幕は確定しておらず、小野ミナセや与謝野イワン、影森アスマにも考察の余地があります。
そして物語全体で見ると、本当の敵は、封と解を巡って子どもたちを道具にしてきた因習や支配の仕組みそのものだと考えられます。
ユルとアサが、誰かに決められた運命からどのように抜け出すのか。御陵を倒すだけで争いが終わるのか。それとも、さらに大きな存在が姿を現すのか。
黒幕を早い段階で一人に決めつけず、それぞれの人物が何を守り、何を犠牲にしているのかを見ると、『黄泉のツガイ』をより深く楽しめますよ。
配信状況、販売巻数、料金、クーポンなどは変更される可能性があります。正確な情報は各公式サイトをご確認ください。購入や契約について不明点がある場合は、最終的な判断の前に各サービスの公式窓口へご相談ください。

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