こんにちは、トレンドアニマンガ通信・2Dカルチャーガイドのトレミです。
『転生したらスライムだった件』に登場する中庸道化連は、泣き顔や怒り顔の仮面を着けた、見るからに怪しいピエロの集団です。
クレイマンの裏で動き、フォビオを利用してカリュブディスを復活させ、ユウキとも行動を共にするため、「ユウキに使われている悪役集団」と思われやすいですよね。
しかし、中庸道化連の過去をたどると、彼らは単純な手駒ではありません。カガリを中心に、国と身体と居場所を奪われた者たちが集まった、家族に近い組織です。
まず結論から言うと、中庸道化連が求めていたのは、権力そのものではなく、仲間が誰にも脅かされずに笑って暮らせる世界でした。
ただし、その目的のために多くの人々を利用し、戦争や混乱を引き起こしたことまで正当化されるわけではありません。
この記事では、中庸道化連のメンバー、正体、目的、仮面の下の素顔、Web版と書籍版で異なる最後まで、初めて調べるあなたにもわかるように整理します。
ネタバレ注意
この記事には、アニメ未放送部分を含む原作小説第23巻までと、Web小説版の結末に関する重要なネタバレが含まれます。アニメで描かれた範囲だけを楽しみたい方は、「Web版と書籍版の違い」以降の閲覧にご注意ください。
- 中庸道化連のメンバーと組織内での立場
- カガリを中心に集まった本当の理由
- ラプラスやティアたちの正体と素顔
- Web版と書籍版で異なる最後と生死
中庸道化連とは何者か

中庸道化連は、世界各地の政治、戦争、魔王の勢力争いに介入してきた少数精鋭の魔人集団です。
アニメ序盤ではクレイマンの協力者として登場しますが、物語が進むほど、クレイマンの配下でもユウキの使い捨ての駒でもないことがわかってきます。

表向きの役割と真の立場
中庸道化連の主なメンバーは、会長のカガリ、副会長のラプラス、ティア、フットマン、クレイマンです。
公式ポータルサイトでも、カガリは中庸道化連の会長、ラプラスは副会長、ティアとフットマンは構成員として紹介されています。
そこへ異世界人のユウキ・カグラザカが加わり、卓越した頭脳と情報網を生かして組織の計画を主導するようになりました。
表向きには、それぞれが別の立場を持っています。
| 人物 | 組織内の立場 | 表向きの立場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| カガリ | 会長 | ユウキの秘書 | 元魔王カザリーム |
| ラプラス | 副会長 | 各地で活動する魔人 | 交渉と戦闘の両方を担当 |
| ティア | 戦闘員 | 涙目の道化 | 素早さと無邪気な残酷さ |
| フットマン | 戦闘員 | 怒った道化 | 質量を生かした破壊力 |
| クレイマン | 参謀格 | 新世代の魔王 | 支配と情報操作を得意とする |
| ユウキ | 実質的な指導者 | 自由組合総帥 | 計画立案と組織運営を担当 |
アニメで最初に目立つのはクレイマンですが、クレイマンが中庸道化連の頂点に立っているわけではありません。
組織の精神的な中心はカガリであり、実際の計画を動かす中心がユウキと整理すると、関係性がわかりやすくなります。
中庸道化連の基本的な見方
クレイマンを中心とした悪の組織ではありません。カガリ、ラプラス、ティア、フットマン、クレイマンが古くから仲間として結ばれ、後からユウキが加わった集団です。
漫画版でクレイマンやラプラスたちの登場場面を読み直したい方は、コミックシーモアで『転スラ』の配信状況を確認できます。
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ユウキの手駒ではない理由

ユウキは高い知能と行動力を持ち、中庸道化連の計画を大きく前へ進めた人物です。
自由組合総帥という社会的な地位、世界各地へ通じる情報網、異世界人としての知識を持つため、表面上はユウキが全員へ命令しているように見えます。
ただし、ユウキが力だけでカガリたちを支配しているわけではありません。
カガリは肉体を失った状態でユウキと出会い、彼の身体を奪おうとしました。しかし、精神の主導権争いでユウキに敗れ、その後は互いの目的を理解したうえで協力関係を結びます。
ユウキもカガリを使い捨てにせず、肉体を得るための手段を用意し、ラプラスたちを仲間として扱いました。
書籍版のユウキは、目的のためなら人を利用する危険な人物である一方、身内に対しては強い仲間意識を持っています。
そのため、中庸道化連の関係は「支配する者と従う者」ではなく、それぞれの願いを実現するために手を組んだ共同体に近いです。
◆トレミのワンポイント解説
ユウキを完全な善人として見る必要はありません。ただ、書籍版では仲間を道具として捨てるだけの人物でもありません。Web版の印象だけで判断すると、中庸道化連との関係を誤解しやすいですよ。
中庸道化連の目的と結成

中庸道化連の表向きの目標は世界征服です。
しかし、彼らが本当に欲しかったものは、国の支配権や財産ではありませんでした。
その原点には、カガリが王女として暮らしていた超魔導大国ソーマの滅亡があります。
ソーマ滅亡とカガリの過去
カガリは、もともと超魔導大国ソーマで暮らしていたエルフの王女でした。
当時の彼女は、後に呪術王と恐れられる姿とは異なり、美しい容姿と民を思う心を持った人物です。
ところが、国を支配した魔導大帝ジャヒルの暴走により、ソーマは破滅へ向かいます。
ジャヒルは他者の命や身体を目的達成のための材料としか考えず、カガリも実験と呪術の犠牲になりました。
さらに、ミリム・ナーヴァの怒りに触れたことで国は壊滅し、多くの民が命を失います。
カガリ自身も一度死亡した後、妖死族として蘇らされ、美しかった元の身体を失いました。
この姿になったカガリが名乗ったのが、呪術王カザリームです。
カザリームは、自分と同じように国を失った者たちの魂を集め、妖死冥産によって新たな仲間を生み出しました。
そこから誕生したのが、ティア、フットマン、クレイマンです。
カザリームは彼らとともに傀儡国ジスターヴを築き、二度と居場所を奪われないために力と勢力を求めました。
その後、カザリームは魔王レオン・クロムウェルに戦いを挑み、敗北して肉体を失います。
レオンとカザリームの因縁や能力の相性については、転スラのレオンの目的とカザリームとの因縁でも詳しく整理しています。
目的と行動は分けて考える必要があります
中庸道化連が悲しい過去を持っていることと、他国や無関係な人々を利用したことは別の問題です。事情を知ることで行動の理由は理解できますが、被害まで正当化されるわけではありません。
仮面に込めた仲間の絆

中庸道化連の象徴となっているのが、それぞれの感情を表したピエロの仮面です。
ラプラスは笑ったような仮面、ティアは涙模様の仮面、フットマンは怒りを表した仮面を着けています。
この仮面は、正体を隠して潜入するための道具というだけではありません。
醜い妖死族の身体へ変えられたカザリームは、自分の姿を人前へさらすことに苦しみ、仮面を着けるようになりました。
そのカザリームを一人にしないため、仲間たちも道化師の仮面を着けます。
中庸道化連の仮面は、顔を隠す道具であると同時に、苦しみを全員で分かち合うという約束でもあるのです。
彼らが自分たちを道化と呼ぶのも、理不尽な世界に翻弄されながら、それでも笑って生きようとした姿勢の表れと考えられます。
世界征服という大げさな目標を掲げているのに、最終的に望んでいるのは仲間との平穏な生活です。
この矛盾こそが、中庸道化連を単純な悪役では終わらせない魅力かなと思います。
中庸という名前の意味
彼らは人間側にも魔王側にも完全には属さず、自分たちの利益と仲間の安全を基準に動きます。善と悪のどちらかへ固定されない立場が、「中庸道化連」という名前にも重なっています。
中庸道化連メンバー一覧

ここからは、中庸道化連の主要メンバーを個別に見ていきます。
役割だけでなく、仮面の下に隠された正体や、カガリとの関係を知ることで、組織内の強い結びつきが見えてきます。
カガリとカザリームの正体
カガリとカザリームは別人ではありません。
カザリームは妖死族だった時代の名前であり、カガリは新しい肉体を得た後の名前です。
カザリームは呪術王の異名を持つ元魔王で、かつてはジスターヴを支配していました。
レオンとの戦いで肉体を失った後も精神生命体として残り、異世界へ召喚されたユウキと出会います。
その後、エルフ型の人造身体へ精神を移すことで、美しい女性の姿を持つカガリとして復活しました。
公式ポータルサイトでも、カガリは呪術王の異名を持つ元魔王で、中庸道化連の会長と紹介されています。
カガリは策略を立てる能力に優れていますが、冷酷になり切れない部分もあります。
クレイマン、ティア、フットマンを部下として扱うだけでなく、失った故郷から続く家族のように思っていました。
そのため、書籍版終盤でフットマンの身体がジャヒルに奪われる展開は、カガリにとって自分を苦しめた相手に、再び家族を奪われる出来事でもあります。
カガリを理解するときは、元魔王という肩書きだけではなく、国、容姿、家族を何度も奪われた生存者という視点が欠かせません。
ラプラスの素顔と正体
ラプラスは、中庸道化連の副会長を務めるワンダーピエロです。
関西弁で軽口をたたき、危険な場面でも冗談を忘れないため、何を考えているのかわかりにくい人物ですよね。
しかし、実際にはメンバーの中でも特に仲間思いで、クレイマンの死を知った際には普段の余裕を失うほど激しく動揺しています。
ラプラスの真の正体は、かつて勇者として戦ったサリオン・グリムワルトです。
魔導王朝サリオンの天帝エルメシアの父親であり、シルビアの夫でもあります。
過去にカオスドラゴンと戦い、命を失いかけたところをカザリームに救われました。
妖死族として再生した代償として、生前の記憶を失い、ラプラスとして中庸道化連へ加わります。
ラプラスの仮面の下は、魔物のような異形ではなく、エルフ系の勇者だった頃につながる端正な顔立ちです。
公式ポータルサイトでは、ラプラスは中庸道化連の副会長で、声優は中井和哉さんと紹介されています。
神聖法皇国ルベリオスへ潜入した際には、魔王ロイ・ヴァレンタインを短時間で倒しており、ふざけた態度からは想像できない実力を見せました。
書籍版終盤では、シルビアとの再会をきっかけに失われていた記憶を取り戻し、家族との関係も再び動き始めます。
◆トレミのワンポイント解説
ラプラスは「仮面を外したら強い」のではなく、普段から実力を隠して行動しています。仲間が傷つけられたときにだけ本気を見せるところに、彼の優先順位がよく表れています。
ティアとフットマンの正体
ティアとフットマンは、行動を共にすることが多い二人組です。
アニメ第1期ではフォビオへ接触し、カリュブディスの力を使えば魔王になれるとそそのかしました。公式のあらすじでも、二人がフォビオを利用した経緯が説明されています。
ティアは涙目の道化と呼ばれ、泣き顔を描いた仮面を着けています。
その正体は、ソーマで王女だったカガリに仕えていた侍女の魂を中心に生まれた妖死族です。
見た目や話し方は幼い少女ですが、戦闘では高い速度を生かし、目的のためなら相手を傷つけることをためらいません。
一方で、カガリやラプラスへの愛情は非常に強く、仲間の危機には自分の安全を後回しにします。
「転スラ ティア 素顔」と検索されることも多いですが、仮面を外して行動した場面はあるものの、顔立ちの細部を明確に確認できる公式ビジュアルは限られています。
少なくとも、仮面の下が怪物の顔という設定ではなく、少女らしい外見を持つと考えてよいでしょう。
フットマンは怒った道化と呼ばれ、大柄で丸みのある身体と怒り顔の仮面が特徴です。
ティアと同じく、ソーマに生きていた民の魂から生まれた妖死族で、カガリへの忠誠心を持っています。
身体の質量や力を増大させる戦い方を得意とし、正面からの破壊力では中庸道化連でも上位に入ります。
ただし、フットマンの身体には、本人も知らない重大な秘密が隠されていました。
天魔大戦で強大な天使の力を与えられたことをきっかけに、内部へ潜んでいたジャヒルの魂が目覚め、フットマンの自我と肉体を奪います。
以後のフットマンは、仲間として行動していた本人ではなく、身体を乗っ取ったジャヒルです。
フットマンとジャヒルは同一人物ではありません
終盤でフットマンの姿をした敵がカガリたちを攻撃しますが、フットマン自身が裏切ったわけではありません。本人の意思はジャヒルに奪われており、被害者として見る必要があります。
クレイマンとゲルミュッド
クレイマンは中庸道化連の一員でありながら、表向きは新世代の魔王として活動していました。
他者を操り、情報を集め、裏側から争いを引き起こすことを得意とするため、中庸道化連の中では参謀や情報担当に近い立場です。
公式ポータルサイトでは、クレイマンは400年前に生まれた新世代の魔王で、ゲルミュッドを操って新たな魔王を生み出そうとした人物として紹介されています。
クレイマンは冷酷で、自分より弱い相手を道具として扱いました。
一方で、中庸道化連の仲間に対しては一定の帰属意識を持っており、ラプラスたちもクレイマンの死を本気で悲しんでいます。
また、書籍版ではクレイマン自身も東の帝国側から精神へ干渉され、判断力や感情を不自然に刺激されていたことが示されます。
だからといって、ミュウランへの支配やユーラザニアへの侵攻がなかったことになるわけではありません。
本人の残酷さと、外部から受けた操作の両方が重なり、破滅へ進んだ人物です。
ゲルミュッドは、中庸道化連の正式なメンバーではありません。
クレイマンの指示を受け、ジュラの大森林にいる魔物へ名前を与え、新たな魔王候補を育てていた協力者です。
計画が失敗しそうになると自ら戦場へ現れますが、最後は自分が利用していたオークロードに捕食されました。
ゲルミュッドの声優は河西健吾さん、クレイマンの声優は子安武人さんです。公式サイトでも両キャストが発表されています。
クレイマンを主人公にした別の可能性を描くスピンオフ『クレイマンREVENGE』もありますが、本編とは異なる時間軸の物語です。
本編のクレイマンの死が取り消されたわけではない点には注意してください。
敵味方が変化する理由
中庸道化連は、物語の序盤ではリムルの敵として登場します。
クレイマンを通じてオークロードの誕生を狙い、ティアとフットマンはフォビオを利用し、ユウキもテンペストの勢力拡大を警戒していました。
それでも終盤になると、中庸道化連はリムル陣営と完全な敵対関係ではなくなります。
理由は、中庸道化連が特定の正義や国家へ忠誠を誓っている組織ではないからです。
彼らが最優先するのは、カガリを中心とした仲間の生存と、自分たちの居場所を守ることです。
クレイマンが死亡した直後は、ラプラスたちはリムルへ強い怒りを抱きます。
ところが、天魔大戦ではカガリ、ティア、フットマンたちが精神支配を受け、ユウキもフェルドウェイやジャヒルと対立する状況へ追い込まれました。
この段階では、リムル陣営と中庸道化連の共通の敵が一致します。
さらに、リムルは敵だった相手でも、支配されて本人の意思を失っているなら救おうとします。
中庸道化連側も、仲間を守るためであれば過去の敵と手を組むことを受け入れました。
敵から味方へ改心したというより、守りたい相手と戦うべき相手が変化したと考えるほうが正確です。
中庸道化連は、最後までテンペストの正式な正義の味方になるわけではありません。
それでも、共通の脅威を前に協力し、結果として世界を守る戦いへ参加します。
世界の均衡を優先し、相手によって立場を変えるギィについては、転スラのギィの正体と世界の調停者としての立場も参考にしてください。
敵味方が変わる判断基準
中庸道化連は善悪ではなく、「仲間を守れるか」「居場所を奪う相手か」「共通の敵へ対抗できるか」で協力相手を決めています。
Web版と書籍版の違い
転スラの中庸道化連を調べるとき、最も注意したいのがWeb小説版と書籍版の違いです。
書籍版はWeb版をそのまま出版したものではなく、人物の性格、組織の関係、敵の正体、最終決戦が大きく変更されています。
特にユウキと中庸道化連の扱いは、両媒体で印象が大きく異なります。
Web版では、ユウキが物語終盤の最大の敵となり、中庸道化連の仲間も計画のために利用します。
そのため、カザリームやフットマンはユウキ側の戦力としてリムル陣営と戦い、厳しい結末を迎えます。
一方、書籍版ではユウキが最終的な黒幕ではありません。
世界征服を目指す野心家であることは変わりませんが、仲間への情や、自分より強大な存在に計画を崩される立場が強調されています。
カガリたちもユウキの捨て駒ではなく、互いに助け合う仲間として描かれます。
| 比較項目 | Web版 | 書籍版 |
|---|---|---|
| ユウキの立場 | 最終的な敵 | 野心を持つ第三勢力 |
| 仲間への姿勢 | 目的のため利用する面が強い | 仲間を守る姿勢が強い |
| カザリーム | リムル陣営と戦い死亡 | カガリとして生存 |
| ラプラス | 生存してリムル側と関わる | 生存して家族とも再会 |
| ティア | 生存 | 治療を受けて生存 |
| フットマン | 暴走後にリムルへ捕食される | ジャヒルに身体を奪われ消滅 |
| 最終的な敵 | ユウキ | 天魔大戦の複数勢力 |
書籍版の原作小説は、第23巻が2025年11月29日に発売され、本編完結巻であることが公式に案内されています。
書籍版終盤の設定を確認するときは、Web版の結末だけを掲載した古い解説と混同しないようにしましょう。

Web版と書籍版を混ぜないでください
「ユウキがラスボス」「カガリが死亡」「ラプラスがテンペストへ加わる」といった情報は、どの媒体を基準にするかで答えが変わります。書籍版の結末を知りたい場合は原作小説第23巻までを基準にしてください。
世界の創造や書籍版終盤の背景を整理したい方は、転スラのヴェルダナーヴァの正体と復活を巡る展開もあわせてご覧ください。
各メンバーの最後と生死
書籍版第23巻までを基準にすると、中庸道化連の全員が同じ結末を迎えるわけではありません。
生存する者、家族と再会する者、仲間を救って役目を終える者、身体ごと奪われる者に分かれます。
| 人物 | 書籍版の生死 | 最後の状況 |
|---|---|---|
| カガリ | 生存 | 支配から解放され仲間と戦う |
| ラプラス | 生存 | 記憶を取り戻し家族と再会する |
| ティア | 生存 | 瀕死状態から治療され復帰する |
| フットマン | 死亡扱い | ジャヒルに自我と身体を奪われる |
| クレイマン | 死亡 | ワルプルギスでリムルに捕食される |
| ユウキ | 生存 | 神智核マリアとともに戦い続ける |
| ゲルミュッド | 死亡 | オークディザスターに捕食される |
クレイマンは魔王達の宴でリムルに敗れ、魂ごと捕食されます。
その後に本編で本人が完全復活することはありませんが、残された魂の情報が仲間へつながる形で利用されます。
ティアはジャヒルの攻撃を受けて瀕死になりますが、リムル側に保護され、シエルの処置によって復帰します。
ラプラスはユウキとともに絶望的な状況から帰還し、生前のサリオンとしての記憶も回復します。
その結果、妻シルビア、娘エルメシアとの家族関係を取り戻す機会を得ました。
カガリも最後まで生き残り、自分を長年苦しめてきたジャヒルとの因縁に決着をつけます。
一方、フットマン本人の自我は戻りません。
ジャヒルが倒されても、奪われたフットマンが元の人格で復活した描写はなく、中庸道化連の中でも特に救いの少ない結末です。
ユウキは消滅したと思われた状況から帰還し、マリアベルの意思を引き継ぐ神智核マリアとともに戦います。
ユウキは最後まで世界征服の野心を完全に捨てたとは言い切れません。
ただし、書籍版での彼は、世界を滅ぼす最終的な悪ではなく、仲間と自分の未来を守ろうとする人物として決着を迎えます。
◆トレミのワンポイント解説
中庸道化連の結末は全員そろって幸せになる形ではありません。クレイマンとフットマンを失った痛みを残しながらも、生き残った者たちがようやく自分の意思で歩けるようになった結末です。
ピエロ声優とアニメ情報
アニメ版の中庸道化連は、軽い会話の中に不気味さや狂気を感じさせる演技も魅力です。
普段はコミカルなのに、仲間の死や戦闘が関わると声色が変化するため、原作で正体を知った後に見直すと印象が変わります。
| キャラクター | 声優 | 演技の特徴 |
|---|---|---|
| カガリ | 石川由依 | 冷静さと復讐心を併せ持つ声 |
| ラプラス | 中井和哉 | 軽妙な関西弁と怒りの落差 |
| ティア | 本渡楓 | 無邪気さと危うさのある声 |
| フットマン | 川田紳司 | 陽気さの奥に怒りを感じる声 |
| クレイマン | 子安武人 | 策士らしい威圧感と焦り |
| ユウキ | 花江夏樹 | 爽やかな表情と裏の顔の演じ分け |
| ゲルミュッド | 河西健吾 | 尊大さと追い詰められた焦燥感 |
公式ポータルサイトでは、カガリ役が石川由依さん、ラプラス役が中井和哉さん、ティア役が本渡楓さん、フットマン役が川田紳司さんと案内されています。
また、クレイマン役は子安武人さん、ユウキ役は花江夏樹さん、ゲルミュッド役は河西健吾さんです。
中庸道化連が初めて大きく動くのは、アニメ第1期のカリュブディス編です。
その後、第2期ではクレイマンを中心とした計画、ワルプルギス、ラプラスのルベリオス潜入が描かれます。
アニメでは原作小説終盤の正体や結末まで描かれていないため、視聴時点では仮面の理由やカガリとの家族関係はほとんど明かされていません。
先に原作の正体を知ってからアニメを見返すと、ラプラスたちがクレイマンを心配する会話や、ティアとフットマンが常に組んで行動する理由がわかりやすくなります。
アニメで中庸道化連の登場場面を確認したい方は、DMM TVで転スラシリーズの配信状況を確認してください。
見放題作品、月額料金、無料体験などの条件は変更される可能性があります。登録前にはDMM TV公式ページで正確な情報をご確認ください。
中庸道化連のよくある質問
Q1. 中庸道化連のリーダーは誰ですか?
A. 組織上の会長はカガリです。ユウキは後から加わり、頭脳や情報網を生かして計画を主導する実質的なリーダーとなりました。ただし、カガリたちはユウキに支配された手駒ではなく、共通の目的を持つ仲間として行動しています。
Q2. 中庸道化連が仮面を着ける理由は何ですか?
A. 潜入時に正体を隠す意味もありますが、最大の理由はカザリームとの絆です。醜い妖死族の姿へ変えられたカザリームが仮面を着けたため、仲間たちも苦しみを共有するように道化師の仮面を着けました。
Q3. ラプラスの仮面の下は誰ですか?
A. ラプラスの正体は、かつて勇者として戦ったサリオン・グリムワルトです。魔導王朝サリオンの天帝エルメシアの父親であり、シルビアの夫でもあります。妖死族として再生した際に生前の記憶を失っていました。
Q4. ティアの素顔は公開されていますか?
A. ティアが仮面を外して行動する場面はありますが、顔の細部がはっきりわかる公式ビジュアルは限られています。怪物の顔ではなく、外見上は少女の姿をした妖死族です。
Q5. 中庸道化連は最後に全員死亡しますか?
A. 書籍版では全員が死亡するわけではありません。カガリ、ラプラス、ティア、ユウキは生存します。クレイマンはワルプルギスで死亡し、フットマンはジャヒルに自我と身体を奪われ、元の人格へ戻らないまま実質的に死亡します。
転スラ中庸道化連のまとめ
- 中庸道化連の会長は元魔王カザリームであるカガリ
- ユウキは支配者ではなく目的を共有する実質的な指導者
- 本当の目的は仲間と安全に笑って暮らせる世界を作ること
- 仮面はカガリの苦しみを仲間全員で共有する絆の証
- ラプラスの正体は勇者サリオン・グリムワルト
- ティアとフットマンはソーマの民の魂から生まれた妖死族
- ゲルミュッドは正式メンバーではなくクレイマンの協力者
- 書籍版ではカガリ、ラプラス、ティア、ユウキが生存
- クレイマンとフットマンは異なる形で死亡する
- Web版と書籍版ではユウキやカガリの結末が大きく異なる
中庸道化連は、多くの人を利用してきた危険な組織です。
しかし、彼らの出発点にあったのは、世界を壊したいという純粋な悪意ではありません。
理不尽に国と家族を奪われたカガリを中心に、二度と自分たちの居場所を失わないために結ばれた集団でした。
クレイマンを失い、フットマンまで救えなかったため、完全な幸福へたどり着いたとは言えません。
それでも、生き残ったカガリ、ラプラス、ティア、ユウキは、他者に操られる状態から抜け出し、自分たちで未来を選べるようになります。
あなたは中庸道化連を、最後まで許せない敵だと感じるでしょうか。
それとも、方法を大きく間違えながらも、家族との居場所を求め続けた悲しい道化師たちだと感じるでしょうか。

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