黄泉のツガイ左右様とは?手長足長やオシラサマも解説

黄泉のツガイ左右様とは?手長足長やオシラサマも解説

こんにちは、トレンドアニマンガ通信・2Dカルチャーガイドのトレミです。

『黄泉のツガイ』を読んでいると、「左右様は右と左で何が違うの?」「手長足長やオシラサマは誰のツガイ?」「名前は知っているけれど、能力や元ネタまではわからない」と感じることがありますよね。

本作には、日本各地の神話、民間信仰、昔話、妖怪伝承を思わせるツガイが次々と登場します。ただ名前を覚えるだけでも大変ですが、ツガイの名前・主・能力・元ネタをセットで整理すると、人物同士の関係や戦闘の意味がかなり見えやすくなります。

この記事では、ユルと契約する左右様を中心に、手長足長、オシラサマ、風神雷神、牛頭馬頭、座敷わらしを整理します。どの巻や話で注目したいのかも紹介するので、原作を読み返す際の目印にしてくださいね。

作品そのものの雰囲気を先に知りたい場合は、黄泉のツガイのネタバレなしあらすじから確認すると入りやすいですよ。

  • 左右様を構成する右と左の違い
  • 主要ツガイの主と能力
  • 神話や民間伝承とのつながり
  • 各ツガイの登場巻と注目話

ネタバレ注意

この記事には、左右様と「解」「封」の関係、手長足長との戦い、風神雷神の動向、ダンジと偽アサの正体など、原作漫画の重要なネタバレが含まれます。未読の人は読む範囲にご注意ください。

目次

黄泉のツガイ主要ツガイ一覧

左右様、手長足長など黄泉のツガイに登場する主要ツガイと主・能力・元ネタの一覧表

まずは、今回取り上げる主要ツガイを一覧で整理します。

『黄泉のツガイ』のツガイは、二体で一組になっているだけではありません。主との契約、ツガイ同士の相性、本尊の状態、過去の因縁などが戦いに影響します。

ツガイ名 個々の名前 主な特徴 注目巻
左右様 右・左 ユル 怪力・耐久力・飛行・解と封への対抗 1巻・3巻・4巻
手長足長 手長・足長 田寺ケン 伸びる腕と脚による広範囲攻撃 4巻
オシラサマ 個々名は不明 農家の女性 高速移動・飛行・高い神格 1巻・5巻
風神雷神 風神・雷神 新郷ハヤト 風と雷による広範囲攻撃 6巻・7巻
牛頭馬頭 個々名は不明 不明 獣人型の近接戦闘 2巻
ザシキワラシ ダンジ・キリ キョウカ 擬態・影の操作・遠隔連絡 5巻

ここは混同しやすいポイントですが、ツガイ名と個々の名前は別の場合があります

たとえば、ツガイとしての呼び名は「左右様」ですが、それぞれの名前は「右」と「左」です。「手長足長」も同じように、個々の名前が手長と足長になっています。

左右様の名前と主

左右様は、東村の入口に立っていた一対の石像を本尊とするツガイです。片方が大柄な男性の姿をした、もう片方が長い髪を持つ女性の姿をしたで、二体を合わせて左右様と呼びます。

検索では「黄泉のツガイ 左様」「黄泉のツガイ 右様」と調べられることがありますが、公式の個々名は「左」と「右」です。作中で敬意や親しみを込めて「右さん」「左さん」と呼ばれることはありますが、左様・右様が正式な個体名というわけではありません。

左右様の現在の主は、主人公のユルです。

東村が襲撃された際、ユルはデラの導きによって左右様を目覚めさせ、契約を結びます。それまで守り神として村の入口に置かれていた石像が動き出し、ユルを守って戦う展開は、物語が本格的なツガイバトルへ入る合図でもあります。

ただし、左右様は命令を待つだけの道具ではありません。自分たちの意思、感情、過去の記憶を持ち、主であるユルに助言したり、独自に敵の危険性を判断したりします。

左右様は東村だけの守護者ではない

左右様は東村で守り神として扱われていましたが、本来の役割は東村の防衛だけではありません。「夜と昼を別つ双子」や「解」「封」と深く関係する特別なツガイです。

アニメ版では、右を小山力也さん、左を本田貴子さんが演じています。声と動きが加わることで、二体の性格差がさらにわかりやすくなりました。

左右様の掛け合いを映像で確認したい人は、DMM TVで『黄泉のツガイ』の最新配信状況を確認してみてください。配信話数や見放題条件は変更される可能性があります。

左様と右様の違い

左右様の右と左の性格の違いや、解と封への対抗役割についての図解

右と左は、同じ左右様を構成するツガイですが、見た目だけでなく性格や得意な役割も異なります。

右は豪快で陽気な性格です。大声で笑い、細かいことを気にしないように見える一方、長い年月を生きてきたツガイらしく、敵や状況を冷静に見ている場面もあります。

体格は左よりも大きく、正面から敵を受け止める姿が印象的です。力任せに殴るだけではなく、敵の攻撃を見切り、ユルを守るために身体を盾として使うこともあります。

一方の左は落ち着いた口調ながら好戦的です。右ほど騒がしくはありませんが、戦いへの抵抗が薄く、強敵を前にすると楽しそうな反応を見せることがあります。

左は冷静に見えるぶん、突然見せる戦闘好きな一面が印象に残ります。「黄泉のツガイ 左」「黄泉のツガイ 左様」と検索する人が多いのも、この見た目と性格の差に引きつけられるからかもしれませんね。

能力面で特に重要なのが、「解」と「封」に対する役割の違いです。

右は「解」の力に対抗し、左は「封」の力に対抗できる存在とされています。左右様は、運命の双子が手にする力が暴走した場合に、それを抑える役目を持っているわけです。

ユルは将来的に「封」を得る可能性がある人物でありながら、その天敵となる左を自分のツガイにしています。この少し矛盾した契約関係が、物語の大きな謎の一つです。

◆トレミのワンポイントアドバイス

右と左を単純な攻撃役として見るのではなく、「解と封を止める安全装置」として見ると、二体の発言の重みが変わります。特に3巻以降は、戦闘場面だけでなく、双子について話している場面にも注目してください。

左右様の能力と元ネタ

左右様の基本的な強さは、岩でできた身体による圧倒的な耐久力と怪力です。

銃火器や一般的な攻撃では簡単に傷つかず、巨大な相手にも素手で立ち向かいます。特殊な武器を使わず、殴る、蹴る、つかむといった単純な動作だけで高い攻撃力を発揮するタイプです。

さらに、左右様は嗅覚にも優れています。特に血のにおいを追う能力が高く、ユルの家族や敵の手掛かりを探す場面で重要な役割を果たします。

通常は人型ですが、光をまとった長い姿へ変化し、ユルを乗せて空を移動することも可能です。戦闘力だけでなく、追跡、移動、防御まで担えるため、かなり万能なツガイと言えます。

左右様の元ネタとして連想しやすいのは、神社の入口に一対で置かれる狛犬や、寺院を守る仁王像です。

狛犬や仁王像は、一方が口を開けた阿形、もう一方が口を閉じた吽形として表現されることがあります。作中の左右様も本気を出す際に「阿」「吽」を意識させる描写があり、二体が息を合わせる姿は「阿吽の呼吸」そのものです。

また、村の入口に置かれていたことから、道や境界を守る道祖神の要素も感じられます。

『黄泉のツガイ』では、東村と下界、生者と死者、封と解など、異なる二つの領域を隔てる境界が何度も描かれます。その入口に左右様が置かれていたことには、単なる飾り以上の意味があると考えられます。

左右様の能力まとめ

岩の身体による耐久力、巨大な怪力、血を追える嗅覚、空中移動、解と封の相殺が主な特徴です。作中で判明していない過去や能力も残されているため、すべてが明かされたとは限りません。

手長足長とオシラサマ

左右様と同じく、長い年月を生きてきたツガイとして注目したいのが、手長足長とオシラサマです。

どちらも日本各地に伝わる伝承をもとにしていますが、作中での立場は大きく異なります。手長足長は人を食う危険な存在、オシラサマは神様の類として敬われる存在です。

手長足長の主と能力

広範囲攻撃を得意とするツガイ、手長足長と風神雷神の能力と主の紹介

手長足長は、異常に長く伸びる腕を持つ手長と、長い脚を持つ足長で構成されるツガイです。

主は、デラこと田寺リュウの異母弟である田寺ケンです。

手長足長は、かつて病悩山と呼ばれた現在の磐梯山に封じられていました。千年以上前、旅の僧侶、「封」の力を持つ人物、左右様が協力して封印したとされています。

その後、ケンが本尊を持ち出して契約したことで再び実体化し、デラの拠点でユルたちと遭遇します。

能力は見た目の通り、腕と脚を自在に伸ばして攻撃することです。

手長は離れた位置から腕を伸ばして敵をつかみ、足長は長い脚を振り回して広範囲を攻撃します。攻撃範囲が広く、建物の中でも外でも距離を取りにくいため、初見ではかなり対応しにくい相手です。

さらに、二体とも人間を食べる凶悪な性質を持っています。意思疎通はできますが、人間の価値観に従って行動する存在ではありません。

主となったケンも、最初から完全に手長足長を制御できていたわけではありません。強力なツガイと契約すれば安全になるのではなく、主が契約相手の性質を理解し、関係を築く必要があることを示す組み合わせです。

手長足長は左右様より弱いとは限らない

左右様との戦いではユルの判断力や駆け引きも勝敗に影響しています。単純な腕力だけで順位をつけるのではなく、主の判断、相性、戦う場所まで含めて見る必要があります。

手長足長の元ネタ

手長足長の元ネタは、日本各地に残る長い腕と脚を持つ巨人の伝承です。

さらにさかのぼると、中国の古典に登場する長臂人や長股人など、腕や脚が極端に長い人々の説話との関係も指摘されています。

日本では、東北、北陸、信州などに手長足長の伝説が残っています。土地によって、二人の巨人、夫婦、兄弟、一体の怪物など、姿や関係はさまざまです。

『黄泉のツガイ』で特に強く反映されているのは、福島県の磐梯山周辺に残る伝承です。

伝説では、手長足長が山に住みつき、雲で空を覆って作物が育たないようにしたり、人々を苦しめたりしたと語られます。そこへ僧侶が現れ、二体を山へ封じたという話が残っています。

作中でも病悩山、旅の僧侶、長期間の封印という要素が使われており、伝承をそのまま再現するのではなく、『黄泉のツガイ』の「封」の設定へ自然に組み込んでいます。

一方、長野県の諏訪地方には手長神社と足長神社があり、手長・足長が神として祀られる例もあります。

つまり、手長足長は必ずしも悪い妖怪としてだけ伝わっているわけではありません。地域によって、恐ろしい巨人にも、土地を守る神にもなる多面的な存在です。

◆トレミのワンポイントアドバイス

4巻の戦いでは、手足が伸びる能力だけでなく、手長足長が左右様の過去を知っている点にも注目です。古いツガイ同士の会話には、運命の双子や過去の「封」に関する情報が混ざっていますよ。

オシラサマの主と能力

家神の伝承を持つツガイ、オシラサマとザシキワラシの能力と正体についての解説

オシラサマは、若い女性と白い馬の姿をしたツガイです。馬の首には大きな傷跡があり、女性は馬を親しい相手として扱っています。

左右様とは古くからの友人で、お互いをよく知る関係です。デラやハナのように多くのツガイを見てきた人物からも、神様の類、伝説級の存在として敬われています。

主は、東村に近い地域で暮らす農家の女性です。現在の主は高齢ですが、次の世代へ契約を引き継ぐ準備もされています。

オシラサマは一代限りの戦闘用ツガイではなく、家の中で代々受け継がれてきた存在です。この点も、実際のオシラサマ信仰と重なります。

作中で明確に確認できる能力は、馬による高速移動と空中移動です。自動車を上回る速度で走り、空を駆けながら人を運ぶことができます。

一方、女性側がどのような特殊能力を持っているのかは、現時点では詳しく明かされていません。

神様の類と呼ばれているからといって、戦闘力が左右様より高いと断定することもできません。格の高さ、知識、長く受け継がれてきた歴史と、直接的な戦闘能力は分けて考える必要があります。

また、オシラサマは子どもが好きで、無邪気かつ親しみやすい性格です。見た目には神秘的ですが、ユルやダンジたちと接する場面では意外と明るく、作品の空気を和らげています。

オシラサマはダンジの正体を見抜く

オシラサマの主は、ダンジを見ただけで人間ではなくツガイだと気づきます。この場面は、後に明かされる座敷わらしの正体へつながる重要な伏線です。

オシラサマの元ネタ

オシラサマの元ネタは、東北地方を中心に信仰されてきた家の神「おしら様」です。

地域や家によって役割は異なりますが、養蚕、農耕、馬、家内安全、子ども、女性の病などに関わる神として祀られてきました。

御神体は桑の木などで作られた棒状の人形で、男性と女性、馬と娘など、二体一対で祀られる例があります。一対の御神体であることが、ツガイとして登場させやすい理由の一つでしょう。

有名なのが、娘と馬の異類婚姻譚です。

ある農家の娘が飼っていた馬と深く愛し合い、夫婦のような関係になります。それを知った父親は怒り、馬を殺して首をはねました。

娘が馬の首にすがりつくと、馬の首と娘はそのまま天へ昇り、神になったと伝えられています。

作中の白馬の首に傷があり、娘が馬を伴侶のように扱っているのは、この伝承を視覚的に取り入れたものと考えられます。

また、オシラサマには未来や異変を知らせる神という側面もあります。「オシラ」という名前を「知らせる」と結びつける説があり、家の繁栄や災いを伝える存在として扱われる地域もあります。

ただし、オシラサマ信仰の起源や呼び名には複数の説があります。中国の蚕神伝承、馬の神、山の神、女性の信仰などが重なって成立したとも考えられており、一つの由来だけで説明できるものではありません。

風神雷神と牛頭馬頭

風神雷神と牛頭馬頭は、名前だけなら美術や仏教の世界で聞いたことがある人も多いかなと思います。

作中では、どちらも敵側のツガイとして登場します。ただし、主や契約関係が描かれる風神雷神と、主が明かされないまま倒される牛頭馬頭では、物語上の扱いが異なります。

風神雷神の主と能力

風神雷神は、小型の獣人や鎌鼬を思わせる姿をしたツガイです。白い毛が多い方が風神、黒い毛が多い方が雷神とされています。

主は、影森アスマの母方の伯父にあたる新郷ハヤトです。

風神は風を操り、雷神は雷や電撃を操ります。二体が組み合わさることで、広い範囲を風と雷で制圧できるのが強みです。

敵を吹き飛ばすだけでなく、風で攻撃の方向を変えたり、雷で身体をしびれさせて動きを止めたりできます。ユルのように身体能力が高い相手でも、雷を受ければ十分に動けなくなります。

また、主を狙われた際には素早く割って入り、新郷を守っています。攻撃範囲だけでなく、反応速度や護衛能力も高いツガイです。

ただし、強力な能力があるからといって無敵ではありません。主を人質に取られると自由に動きにくくなり、相性の悪い相手や経験豊富なツガイ使いには対応できないこともあります。

風神雷神の初登場は原作第23話付近で、本格的な戦いは6巻から7巻にかけて描かれます。新郷陣営との対立を理解するうえで、見逃せないツガイです。

元ネタの風神と雷神は、風、雷、雨を司る神です。日本では風袋を背負った風神と、太鼓を打つ雷神の姿が広く知られています。

インド神話や仏教、中国の神々の図像、日本古来の雷や風への信仰などが重なり、現在よく知られる姿が形作られました。作中では複雑な神話よりも、「風を操る」「雷を操る」という能力がわかりやすく取り入れられています。

牛頭馬頭の主と能力

牛頭馬頭は、牛の頭を持つ人型のツガイと、馬の頭を持つ人型のツガイです。読み方はごずめずです。

影森家が襲撃された際に登場し、ガブちゃんを狙いますが、ガブリエルの攻撃を受けて倒されます。

主が誰なのか、個々の名前があるのか、固有の特殊能力を持っていたのかは明らかになっていません。

確認できる範囲では、武器や身体能力を使って接近戦を行う戦闘型のツガイです。しかし、登場時間が短く、能力を十分に見せる前にガブリエルに敗れています。

本尊は、藁で編まれた牛と馬の人形です。古びてはいるものの丁寧に手入れされており、かつての主や持ち主から大切に扱われていたことがうかがえます。

この点が、単なる敵として片づけられない部分です。ガブちゃんも倒したツガイの本尊を雑に捨てず、墓を作って埋葬しています。

元ネタの牛頭馬頭は、仏教の地獄で亡者を責める獄卒です。牛の頭を持つ牛頭と、馬の頭を持つ馬頭が一組で描かれ、閻魔王の配下として知られています。

なお、牛頭馬頭の「牛頭」と、疫病除けの神として信仰された「牛頭天王」は、名前が似ていますが同じ存在として単純に扱うことはできません。神仏習合の中で結びつけられることはあるものの、地獄の獄卒と祇園信仰の神という違いがあります。

能力が不明なツガイは断定しない

牛頭馬頭は登場場面が短いため、「特殊能力を持たない」「弱いツガイ」とは断定できません。ガブリエルとの相性が悪かった可能性や、能力を使う前に倒された可能性もあります。

座敷わらしの正体

『黄泉のツガイ』の座敷わらしは、物語の序盤から登場していた人物の正体に関わります。

東村でユルの親友として育ったダンジと、ユルが本物の妹だと信じていた偽アサ。この二人が、一対のツガイ「ザシキワラシ」です。

座敷わらしの主と能力

ザシキワラシを構成する個々の名前は、男児の姿をしたダンジと、女児の姿をしたキリです。

主は、ダンジの母親として暮らしていたキョウカです。

ダンジは第1話からユルの幼なじみとして登場します。狩りや村での生活を共にし、ユルが自然に信頼していた人物でした。

キリは本物のアサに擬態し、長い間、東村の座敷牢で「妹」の役割を演じていました。ユルを東村につなぎ止めるため、本物のアサが村を出た後の身代わりにされていたわけです。

二人の主な能力は、別の人物への擬態と影の操作です。

キリがアサの姿を再現していたように、別人へ化けることができます。ただし、外見を似せられても、長く一緒に暮らしてきた人の性格や成長まで完全に再現できるわけではありません。

影は触手のように伸ばし、相手を拘束したり攻撃したりできます。影を通じて離れた場所にいるダンジとキリが連絡を取ることも可能です。

序盤のダンジには影が不自然になる伏線がありました。初見では作画上の省略に見えやすいのですが、正体を知ってから読み返すと意味が変わります。

ここで大切なのは、ダンジとキリが自分たちの意思だけでユルをだましていたわけではないことです。

二人は主であるキョウカや、東村を束ねるヤマハおばぁの命令を受けて行動していました。ユルを心配する気持ちと、主の命令に従う立場がぶつかっていたと考えると、単純な裏切り者とは言い切れません。

座敷わらしの正体がわかる範囲

正体は原作第18話から第19話付近、単行本5巻で明らかになります。第1話から張られていたダンジと偽アサの伏線をまとめて確認できる重要な巻です。

座敷わらしの元ネタ

ザシキワラシの元ネタは、東北地方、特に岩手県遠野周辺で語られてきた座敷わらしです。

子どもの姿で家の座敷に現れ、その家へ富や繁栄をもたらす存在として知られています。

座敷わらしがいる間は家が栄えますが、いなくなると家運が傾くという伝承もあります。そのため、怖い妖怪というより、家を守る福の神や家神に近い性格を持っています。

一方で、早く亡くなった子どもの霊、家の中で秘密にされた子ども、山や養蚕に関わる神など、起源には複数の説があります。

『黄泉のツガイ』では、男児と女児を一対にすることで「ツガイ」の設定へ落とし込まれました。

また、キョウカは夫と子どもを失って生きる気力を失っていた時期に、ザシキワラシと契約したことで立ち直ったとされます。

子どもの姿をした座敷わらしが、家の主へ活力や幸福を与えるという元の伝承が、キョウカとダンジ・キリの関係に反映されているわけです。

あなたは、ダンジの正体を知ったとき「ユルをだましていた敵」と感じたでしょうか。それとも、主の命令と友情の間で動けなかった存在に見えたでしょうか。

『黄泉のツガイ』では、人間だけでなくツガイにも事情や感情があります。正体が判明した後も、味方か敵かを一言で決められないところが面白いんですよ。

黄泉のツガイ主要ツガイのよくある質問

Q1. 左右様の左様と右様は正式名称ですか?

A. ツガイ全体の名前は「左右様」ですが、個々の正式な名前は「左」と「右」です。「左様」「右様」は検索で使われる呼び方であり、公式キャラクター情報では左・右と表記されています。

Q2. 左右様は作中で最強のツガイですか?

A. 非常に強力なツガイですが、最強と公式に確定しているわけではありません。能力の相性、主の判断、戦闘経験、周囲の環境によって結果は変わります。左右様には、解と封を抑えられる特別な役割がある点が大きな強みです。

Q3. オシラサマは誰のツガイですか?

A. オシラサマの主は、東村に近い農村で暮らす高齢の女性です。家で代々受け継がれているツガイで、次の世代へ契約を引き継ぐ準備もされています。女性の具体的な名前は明らかになっていません。

Q4. ダンジは人間ではないのですか?

A. ダンジの正体は、キリと対になるツガイ「ザシキワラシ」です。人間の少年としてユルと一緒に成長したように見えていましたが、実際には長い年月を生きるツガイです。ただし、ユルへの友情まで偽物だったとは断定できません。

Q5. 主要ツガイの登場巻を電子書籍で読めますか?

A. 『黄泉のツガイ』はコミックシーモアなどの公式電子書籍サービスで配信されています。配信巻数、価格、無料試し読み、クーポンの内容は時期によって変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。支払いや未成年者の契約などに不安がある場合、最終的な判断は専門家や各サービスの問い合わせ窓口にご相談ください。

注目巻と登場話まとめ

最後に、今回紹介したツガイを原作で確認する際の注目巻をまとめます。

登場話は、初登場だけを読むより、前後の話を続けて読む方が理解しやすいです。ツガイの能力だけでなく、主との関係や伏線も一緒に描かれているからです。

巻・話 注目ツガイ 主な見どころ
1巻・第1話~第3話 左右様・オシラサマ 左右様の覚醒とユルとの契約、オシラサマとの出会い
2巻・第7話前後 牛頭馬頭 影森家襲撃とガブリエルとの戦い
3巻・第9話~第12話 左右様 解と封を制御する役割の説明
4巻・第13話~第16話 手長足長・左右様 左右様対手長足長、ケンとの契約関係
5巻・第18話~第19話 ザシキワラシ ダンジとキリの正体、影を使う能力
6巻~7巻・第23話以降 風神雷神 新郷ハヤトとの戦い、風と雷の広範囲攻撃

左右様を中心に作品を追いたいなら、まず1巻で契約までを読み、3巻で解と封との関係を確認し、4巻で手長足長との本格的な戦闘を読む流れがおすすめです。

座敷わらしの伏線を楽しみたい人は、いきなり5巻だけを読むのではなく、1巻からダンジと偽アサの言動を意識して読み返してみてください。正体を知る前と後では、同じ場面の印象がかなり変わります。

風神雷神は、新郷ハヤト、影森アスマ、与謝野イワンの思惑が重なる場面に登場します。能力だけを追うより、誰が誰を利用しようとしているのかも一緒に整理すると理解しやすいですよ。

物語全体の流れを先に確認したい場合は、重大なネタバレを含む黄泉のツガイの最新話までのあらすじも参考にしてください。

2026年7月時点では、単行本は第13巻まで発売されています。今回紹介した主要ツガイは序盤から7巻前後に集中しているため、まずはこの範囲を読むだけでも、作品の基本的なツガイバトルをかなり把握できます。

現在の刊行状況は、黄泉のツガイの完結・最新巻情報でも整理しています。

主要ツガイを理解するポイント

名前だけでなく、「誰を主にしているか」「何を守ろうとしているか」「元ネタがどのような存在か」をセットで見ることが大切です。同じ強力なツガイでも、左右様、手長足長、オシラサマでは人間との距離感がまったく異なります。

『黄泉のツガイ』では、ツガイは武器でもあり、家族や友人のような存在でもあります。

主の判断力や伝承の理解、信頼と相性など、ツガイの真の強さを構成する要素

左右様はユルを守りながら、自分たちなりの判断で未来を見ています。手長足長は危険な性質を持ちながら、ケンとの新しい関係を築き始めます。オシラサマやザシキワラシは、人間の家や暮らしの中で長く受け継がれてきました。

能力の強さだけで終わらず、主とツガイの間にどのような歴史があるのかを見ると、物語がもっと立体的に感じられるかなと思います。

原作を読み返す場合は、コミックシーモアで『黄泉のツガイ』の配信巻数、無料試し読み、クーポン、ポイント還元を確認できます。キャンペーンや価格は変更されるため、購入前に公式ページで最新条件を確かめてください。

あなたは、左右様のように豪快で頼れるツガイと、オシラサマのように穏やかで神秘的なツガイなら、どちらと契約してみたいですか。そんな視点で読み返すのも、『黄泉のツガイ』ならではの楽しみ方ですよ。

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